くらし情報『俳優・坂口憲ニが波に乗せて届ける思い「もう一度、自分が生まれたこの国を見たい」』

2009年7月27日 23:19

俳優・坂口憲ニが波に乗せて届ける思い「もう一度、自分が生まれたこの国を見たい」

劇中、ある人物の言葉として“サーフィンは進行形だ”という深い意味を持つ印象的な言葉が紹介される。実際、サーフィンのために赴いた現地で、お寺に行って座禅を組む坂口さんの姿を見ると、サーフィンというものの奥深さ、精神的な意味で与えてくれるものの大きさを感じさせる。
「サーファーが対峙するのは、人間ではなく海。どうあっても人間の敵う相手じゃないんです。実は、常に死と隣り合わせの世界なんですよ。そういう自然を相手にするとき、人間はうそをついちゃいけない、全て見透かされてしまうんですね。逆に普段、陸で人間を相手に生活するとき、実はうそがつけたり、ごまかしが通ってしまったりする。こうした対極の世界が共に存在するのは、当然のことなんですが、自然の脅威や素晴らしさを肌で知っていれば、逆の世界にいるとき、人間に対して優しくなれると思うんです」。


特に、誰かを“演じる”ことを仕事とする俳優であるからこそ、海と陸とのバランスが重要な意味を持つ、と坂口さんはうなずく。
「いまは、いいバランスでいられているな、と思います。陸にいても、海から自然のエネルギーをもらえてるな、と。それは目に見えるものでもお金で買えるものでもないんだけど。

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