エヴァン・R・ウッド&テッサ・トンプソン、ハリウッドのジェンダー格差に反旗を翻す
可能な限り新しい機会の扉を女性に提供することが変化のきっかけになると思います。ウエストワールドで、製作総指揮のジョナサン・ノーランやリサ・ジョイのような2人と一緒に仕事できて、その変化の道を切り開く先端に立てているのは素晴らしいことです」と、本作に関わったことに誇りを感じている様子。
「変化を報道する際の強調のさせ方にも注意を払うべき」
また、テッサは「同時にメディアには女性のキャラクターが牽引し始めていることを正しく報道する責任があると思っています」と語る。
「女性の役柄が賢く複雑で興味深く描かれていることが、あたかも特殊で新しいことのように世に伝えると逆に実際はそうではないのだという誤意を強調してしまうことになります。もちろん女性の役柄を増やすことは大切ですが、昔のテレビドラマに出てくる『母親』たちも素晴らしい存在だったのは確か。ストーリーの中で重要な役割があった役柄でした。変化を報道する際の強調のさせ方にも注意を払うべきだと思います」。
ハリウッドの第一線で活動しているゆえに重みのある言葉を語る2人。
彼女たちはドラマの中で、これまでの暗黙のルールに反旗を翻すキャラクターであるため、より説得力を持って感じられるはずだ。