シェイクスピア「真夏の夜の夢」鈴木杏&北乃きい&加治将樹出演で秋上演
10月15日(木)より、東京芸術劇場30周年記念公演「真夏の夜の夢」の上演が決定。東京を皮切りに、新潟、兵庫、札幌などでも公演が行われる。
創業130年の割烹料理屋「ハナキン」。その娘・ときたまご(ハーミア)には許婚がいた。板前のデミ(デミトーリアス)である。デミはときたまごを愛していたが、彼女は板前のライ(ライサンダー)に恋心を寄せていた。ときたまごとライは〈富士の麓〉の「知られざる森」(アーデンの森)へ駆け落ちする。それをデミと彼に恋をしている娘・そぼろ(ヘレナ)が追いかける。
森では、妖精のオーベロンとタイテーニアが可愛い拾い子をめぐって喧嘩中。オーベロンは媚薬を使ってタイテーニアに悪戯をしようと企み、妖精のパックに命令す。ついでにそぼろに冷たくするデミにも媚薬を使おうと思いつく。しかし、悪魔メフィストフェレスが現れ、パックの役目を盗みとる。そこに「ハナキン」に出入りしている業者の面々が結婚式の余興の稽古にやって来て…。
本作は、シェイクスピアの喜劇「真夏の夜の夢」を、野田秀樹がダイナミックに翻案した作品で、1992年に初演。舞台を日本に置き換えただけでなく、全くの別作品であるゲーテの「ファウスト」