全編手描きの墨絵が印象的、長編アニメーション映画『新しい街』9月公開
これまでにない成熟したテーマと物語を贅沢に語り上げる手法で、ヴェネチア国際映画祭「ヴェニス・デイズ」部門でプレミア上映後、アヌシー、ザグレブなどの世界的なアニメーション映画祭で上映され、高い評価を受けた。
アニメーション作家の山村浩二は、「前進しているようでゆっくりと後退していく。モノクロームのミニマムな画面に、ケベックの黄昏の淡い色の変化を見た気がした」とコメント。また、映画評論家の秦早穂子は「分かりやすさばかりが求められる時代に息苦しさを感じるあなたの死んでしまった心を掻き起す映画」と述べている。
『新しい街 ヴィル・ヌーヴ』は9月、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
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