くらし情報『『赤い闇』監督、最初は乗り気ではなかった!? 脚本との出会い明かす』

2020年8月13日 19:00

『赤い闇』監督、最初は乗り気ではなかった!? 脚本との出会い明かす

「読み始める前は途中でやめてしまうだろうと思った」と語る監督だが、「ストーリーと登場人物、そしてジョージ・オーウェルの『動物農場』と結びつくコンセプトに惹きつけられました」と映画化へのきっかけを明かす。

またホランド監督は、実話ものや歴史大作にありがちな堅苦しさを避け、あらゆるシーンに観客が“共感”できる人間味を出すようにしたのだという。「撮影監督のトマシュ・ナウミュクとともに、作品に独自のエネルギーを持たせたいと思っていました。トマシュは若く、とてもオープンでクリエイティブです。私は『こういうふうにやって』とは言いません。制作側・役者、皆で協力しあいながらクリエイティブでいられる環境づくりを意識した」と現場の様子を話した。

一方で撮影監督のトマシュ・ナウミュクは「とても知的かつ感性が豊かで、ビジネスで映画を作っているという感覚がない。だからアグニェシュカの前では決して手を抜けないんだ。
彼女は映画における技術や質などを知り尽くしている。常に最高のシーンのために闘わなくてはならないし、妥協は許されないんだ」とホランド監督について語っている。さらに、ロンドンのシーンを撮影する際にはローアングルの照明を多用したり、モスクワでは照明を上から当てるといった工夫をしたり、ウクライナの場面では質素な雰囲気を出すために、ツァイス製の古いタイプのレンズを使ったという撮影の裏側を明かしている。

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