2020年8月19日 13:00
『君の名前で僕を呼んで』に感銘受けたグザヴィエ・ドラン、新作への影響とは?
そして、ドランはこの名作に応えるように現代を生きるマティアスとマキシムの等身大の物語を誕生させた。自らマキシムを演じ、誰かを好きになることの喜びや切なさを体現している。同じく愛の物語を描いただけではなく、メインビジュアルにもなっているカメラ越しのキスシーンをはじめ、本作ではマティアスとマキシムの赤と青の衣装が印象的。それは『君の名前で僕を呼んで』のエリオとオリヴァーを彷彿とさせるもの。
オリヴァーが旅立つ時に、自分が着ていた青いシャツをエリオに贈るという心打つエピソードがあったが、本作もそれぞれの想いや恋する視線など、2人の切なくも愛おしい関係性が服の色でも表現されているので注目してほしい。
『マティアス&マキシム』は9月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)
■関連作品:
君の名前で僕を呼んで 2018年4月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開
© Frenesy, La Cinefacture
【ディズニー】『アナと雪の女王』テーマのレストラン、 「アレンデール・ロイヤルバンケット」潜入!