トム・ヒドルストンだからこそ生まれた、“愛されヴィラン”ロキの魅力「極めて多才」
トムはロキに共感をさせつつも、観客を混乱させるんだ」と、繊細な演技による説得力で、悪役なのに共感さえさせるトムを称賛。
さらに、『マイティ・ソー』で監督を務め、“シェイクスピア俳優” として名を馳せるケネス・ブラナーは、「極めて多才であることに加え、ロキが見せる多種多様なキャラクター性を演じることをまったく恐れない役者を求めていて、トムはそれを叶えてくれた」と、難役のロキを大胆に演じる姿勢を絶賛。
そして、『ジュラシック・パーク』シリーズや『インデペンデンス・デイ』で知られ、トムとは『マイティ・ソー バトルロイヤル』で共演したハリウッドのレジェンド俳優ジェフ・ゴールドブラムも、「私はトムのことをものすごく尊敬しているんだ。彼はロキというキャラクターを、正確かつ簡潔に表現するね」と語り、その表現力にはベテランさえ敬意を抱くほど。
トム・ヒドルストン「アンチヒーローとして演じる」
幼少期は家族に愛されて育ったロキだが、実は父オーディンと、兄ソーとの血の繋がりがなかったことを知ってからは兄への嫉妬心が爆発。神の国アスガルドの王座を自分のものにしようと、関わる者全てに嘘と裏切りを駆使し、幾度となく悪事を計画するが、ロキなりの正義や思いも描かれる。