アカデミー賞作品賞、監督賞、助演女優賞、助演男優賞、脚本賞、主題歌賞、音響賞の7部門でノミネートされた、ケネス・ブラナー監督の自伝的作品『ベルファスト』より特別映像が解禁された。激動の時代にゆれる故郷ベルファストの厳しさと愛情深さを力強いモノクロ映像で描き出した本作。抗うことのできない時代の変化に俯くことなく、ユーモアと笑顔と共に懸命に生きる人々を描いた心揺さぶる物語だ。この度、解禁されたのは、本作のメイキング風景や本編映像がふんだんに盛り込まれ、ブラナー監督やバディ一家を演じた英国・アイルランドの名優たちが勢揃いした豪華特別映像。映像内では、ケネス・ブラナー、ジュディ・デンチ、ジェイミー・ドーナン、カトリーナ・バルフ、キアラン・ハインズらの実力派俳優陣が集結し、愛に溢れた人々と家族のような暖かさが感じられたベルファストについて語る中、暴動に巻き込まれ変化していく街の様子を描いた本編シーンが差しはさまれていく。一方で、恋する女の子と結婚を夢見るバディに対し、ハインズ演じる祖父のポップとデンチ演じる祖母のグラニーとで会話の掛け合いが楽しい一コマや、「ばあちゃんと結婚して50年だが今も言葉が通じない」と冗談交じりで語る祖父の言葉など、チャーミングでユーモア溢れる本編シーンも切り取られている。そして「お前なら大丈夫だ。自信を持て。近所の人も皆、友達だし母さんも父さんも皆お前の味方だ。お前がどこに行こうと一生変わらん」とのポップの言葉には、思わず熱いものが込み上げてくる。また映像内では、ブラナー本人の貴重な幼少期の画像も映し出され、本作が監督にとっていかに大切な作品であるかがうかがえる特別映像となっている。『ベルファスト』は3月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年03月23日ケネス・ブラナーの自伝的作品『ベルファスト』より、少年バディの父親を演じたジェイミー・ドーナンのインタビュー映像が解禁。作品の舞台となる、出身地ベルファストへの思いや役作りなどについて語っている。『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の若き大富豪クリスチャン・グレイ役で一躍注目を集めたジェイミー・ドーナン。彼が本作で演じるのは、監督・製作・脚本を担当したブラナーが自身を投影したという少年・バディの父親役。税金のことでちょっとしたトラブルを起こし、金にだらしない一面もありながら、家族のために単身イギリスへと出稼ぎに赴く大黒柱だ。1~2週間に1度、愛する家族の元に戻ると子煩悩な父親へと変身し、子どもたちと遊び、学校へ送り出し、映画館に連れて行く。家族を愛し、愛される良き父親だ。出稼ぎで家を空けがちだからこそ、ベルファストを襲う危険を正確に理解し、大切な家族を何としても守り抜こうとする父親役を、ジェイミーは強い意思を感じさせる演技で体現している。ジェイミー自身もベルファスト生まれのベルファスト育ち。そんな彼は本作の役作りについて「このキャラクターの中には僕が過去に出会った人々の性格が少しずつ入っている。すぐにこの役に入れたんだ」とケネス同様、自身のルーツとなる故郷の物語にすんなり入り込めたそう。オファーを受けた当初も、脚本を読み、タイトルを見た瞬間に「“いいぞ”と思った」と言い、「すぐこのキャラクターに感情移入できたし、監督にとってどれだけ大事な物語か理解できた。ベルファスト出身というのは僕自身も誇りに思っていることだ。それを表現できるのはありがたい」と出演を決めたと語っている。また、「ケネスは本当に素晴らしい方法で故郷の人々の善良さを表現してくれた」とケネスとの撮影をふり返りながら、「アイルランドでは何世紀も過酷な状況が続き、人々は苦しみ、そしてお互いを傷つけ合ってきた。だからユーモアで乗り切るしかなかったんだ。ケネスはそのユーモアをうまく引き出してくれたよ。喜びに満ちた脚本を書いてくれた」とも明かしており、過酷な状況においても、未来を見据え、ユーモアと笑顔を忘れずに生きた人々を描いた本作に想いを馳せている。『ベルファスト』は3月25日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年03月02日ケネス・ブラナーが名探偵ポアロを演じ、監督を務める『ナイル殺人事件』で事件のカギを握る重要人物ジャクリーンを演じたのは、大人気Netflixシリーズ「セックス・エデュケーション」で知られるエマ・マッキー。この度、彼女の役作りの秘話が明らかになった。本作は、ナイル川をゆく豪華客船内で起きる殺人事件を巡る、愛と嫉妬、そして欲望が絡み合うトライアングル・ミステリー。新婚旅行中の美しき大富豪リネットが何者かによって殺されてしまうことで端を発する事件は、リネットの夫サイモンや、リネットの親友であるジャクリーンを巻き込みながら謎を深めていく。物語の重要人物の1人であるジャクリーンを演じたエマは、本作の三角関係について「ガル(・ガドット)とアーミー(・ハマー)が演じるキャラクターとの関係性はとても重要なので、それぞれの関係性をきちんと確認しました」と明かす。「例えば、リネットとジャクリーンは、どれぐらいの頻度で会っているのか、サイモンとジャクリーンは、婚約してどれくらい経ったのか、といったバックストーリーを細かく作っていました。こんな風にキャラクターを模索できるのは、私にとって新鮮な経験でした」と語り、自身のキャラクターを深掘りするために物語の核となるリネット、サイモン、ジャクリーンの3人の関係性を深く考察したという。エマといえば、イギリス発の「セックス・エデュケーション」の主要キャラクター・メイブ役で人気を博している注目俳優。名著「嵐が丘」の著者エミリー・ブロンテの伝記映画『Emily』(原題)の主演が決定するなど、出演作が続いている。快進撃を続けるエマについて、本作の監督を務めるケネス・ブラナーは「エマは、感情をはっきりと表に出すキャラクターを見事に演じられる役者です。彼女は、情緒不安定、弱さや嫉妬などの感情をしっかりと演じ分けていました。そのおかげで、ガルとアーミー、3人が一緒になると、素晴らしい化学反応が起きました」と語り、複雑なキャラクターを見事に演じきったエマの演技に太鼓判を押している。『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2022年02月26日2月25日(金)についに公開される『ナイル殺人事件』。この度、ケネス・ブラナー監督が、本作の特徴である圧倒的な没入感と映像美に関しての想いを明らかにした。原作は、今もなお全世界で愛されるアガサ・クリスティの“名探偵ポアロ”シリーズの中でも、アガサ自身が“旅行物のミステリーで史上最高傑作”と称する『ナイルに死す』。これを前作『オリエント急行殺人事件』に続き、ケネス・ブラナー監督が映画化した。“世界一の名探偵”ポアロが挑む、エジプトの神秘ナイル川をめぐる極上のミステリー・クルーズ。大富豪の美しき娘の新婚旅行中に、クルーズ船内で殺人事件が起こる。容疑者は、結婚を祝うために集まった乗客全員……。豪華客船という密室で、誰が何のために殺したのか?そして、ポアロの人生を大きく変えた「衝撃の真相」とは?愛と嫉妬と欲望が複雑に絡み合う、禁断のトライアングル・ミステリーの幕が開く。本作の撮影には65ミリのフィルムが用いられ、スクリーンいっぱいに広がる豪華客船やエジプトを舞台に、没入感と旅情感溢れるミステリー・クルーズが完成した。監督を務めたケネス・ブラナーは、本作について「しばらくの間、実際に旅することが叶わない観客に、素晴らしいシネマチックな旅とエキゾチックなロケ地の映像美を楽しんでもらい、現実逃避してほしかったのです。以前と異なる世界の状況の中で、私にとって重要なのは、映画製作で最善を尽くし、人々に娯楽を提供し続けたいと思っています」と語り、世界的に自粛を求められている中でも、観客に映画を通してまるで世界を旅しているかのような疑似体験ができる機会を作りたいという強い想いがあったことを明かした。また、「エジプトが舞台であるだけに、その歴史について意識せざるを得ないものです。クレオパトラやナポレオンなどこの国につきまとう幻影に思いを馳せないわけにはいきません。観客はナイル川を下る旅をして、エジプトの荘厳な輝きに飛び込み、心から楽しめることができると思っています」と語り、本作が単なるミステリーに留まらず、没入感たっぷりの旅情感豊かな体感型ムービーに仕上がっていることを明かした。さらに本作には、エジプトの観光地としても有名なアブ・シンベル神殿が登場するが、なんとこのセットは実物大で建設されたという。40人に及ぶ彫刻師が4か月かけて高さ約21.3メートル、幅約30.5メートルという圧巻のサイズで神殿を再現。本作で豪華客船に乗り合わせた歌手の養女でありマネージャーであるロザリーを演じたレティーシャ・ライトは、撮影について「グリーンスクリーンで処理してそこにいるふりをするだけではなく、セットまで徹底して創り上げられていて実際に感じることができました。実際にその場にいてこの世界がよくわかり信じることができるのは全然違うものであり、本当に見事なものでした。解体されないとよいと思うほどです(笑)」と語り、ブラナーの創り上げたゴージャスな世界に感嘆していた。アブ・シンベル神殿の前にそびえたつのはラムセス2世の巨像。ラムセス2世は、王妃ネフェルタリを深く愛し、この神殿を捧げたとされている。本作では、第一被害者となるリネット(ガル・ガドット)と夫のサイモン(アーミー・ハマー)、そしてジャクリーン(エマ・マッキー)の愛と欲望にまみれたトライアングル・ミステリーが描かれるが、エジプトの歴史に刻まれた二人が、劇中の情熱的な愛のドラマをさらに趣深いものにしている。『ナイル殺人事件』2月25日(金)全国ロードショー
2022年02月25日ケネス・ブラナーの自伝的作品『ベルファスト』より、監督を務めるブラナーが作品への想いとキャスティングへのこだわりを明かしたインタビュー映像が解禁となった。本作は、北アイルランド・ベルファスト出身のブラナー自身が監督・製作・脚本を努め上げた自伝的作品。第94回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、助演女優賞、助演男優賞、脚本賞、主題歌賞、音響賞の7部門でノミネートされており、いまオスカーに一番近い作品の一つとして注目を集めている。この度解禁されたブラナー監督のインタビュー映像では、いまこの時代に、故郷であるベルファストを舞台に自伝的作品を作り上げた想いや、こだわりのキャスティング秘話、そして、自分自身を投影させた役柄を託した子役ジュード・ヒルへの絶大な信頼といった撮影エピソードを明かしている。「ベルファストは物語に事欠かない街だ。特に1960年代の後半のベルファストは街の歴史上最も過酷な激動の日々だった」と語り始めるブラナー。「あの日々はずっと僕の頭にあって"僕らが故郷で過ごしたあの時代の物語をいつか脚本にしようと思っていた」と長年、自身の幼少期の思い出を映画にしようしていたことを明かした。そんな中、コロナ渦というパンデミックが起こり、過激さは違えども、世界中の人が一瞬で世界が変わっていく様を目の当たりにしていると感じ、最初のロックダウンが始まった2020年頃に脚本を書き始めたという。故郷と自身の幼少期の想いを込めた本作を手掛けるにあたり、アイルランド出身のキャスティングにこだわったと語るブラナー。「あの国と縁が深いキャストだ。ジェイミー・ドーナンはベルファストの出身でホーリーウッドという街に住んでいた。祖父役のキアラン・ハインズは僕の実家からたった1キロ半の場所に住んでいたんだ」と驚きの事実も。カトリーナ・バルフやジュディ・デンチもアイルランドの血が流れている。「この映画では出演した俳優たちがとても前向きなエネルギーを加えてくれたと思う。彼らは“家族”だったね」との言葉からは役者陣へ絶大な信頼を寄せていたことが分かる。特に、自身を投影させた少年バディを演じたジュード・ヒルに対しては「すばらしい仕事をしてくれた。僕らがジュードを見つけ出した瞬間、彼の才能はまさに開花したんだ」と絶賛。ブラナーは、「この作品を観て、頑張る彼らの姿に力をもらってほしい」とも語っており、本作の、過酷な時代の変化に苦悩しながらも未来へと突き進んでいく家族の物語に、多くの人が感動とエネルギーをもらえることだろう。笑顔とユーモアを持ってたくましく生き抜く人々の力強さを描いた本作。ブラナーの熱い思いをうかがい知ることのできるインタビュー映像となっている。『ベルファスト』は3月25日(金)よりTOHO シネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年02月24日“ミステリーの女王”アガサ・クリスティの傑作ミステリーを、ケネス・ブラナー監督が『オリエント急行殺人事件』に続いて映画化する『ナイル殺人事件』。この度、ケネス・ブラナーが創り出す唯一無二の世界観の秘密が明らかとなった。これまで、ディズニーの名作アニメーションを実写化した『シンデレラ』やマーベル作品『マイティ・ソー』、シェイクスピア俳優の真髄を魅せた『ヘンリー五世』『から騒ぎ』『ハムレット』、1818年に出版されたゴシック小説を忠実に映像化した『フランケンシュタイン』など、幾多の世界を描き出してきたケネス。本作でも、ミステリーの女王として文豪史に名を刻む作家アガサ・クリスティが1937年に発表した推理小説「ナイルに死す」の世界を、見事に再現した。ケネスは「セットのスペクタクルや豪華さに加えて、本作のようなミステリーの核となるのは人の心です。ですから、本作のゴールはアガサ・クリスティの世界の中でなるべく自由な演技を取り入れることだと思いました。そのことをクルー全員が理解し、大切にしながら、助け、支えていきました」と、ゴージャスなセットの中で、キャストや製作陣に自由な表現を与える環境づくりを何よりも大切にしたことを明かす。本作で最初に殺害されてしまう美しき大富豪の娘リネットを演じたガル・ガドットは、「ケネスとの仕事は私にとって驚異的に素晴らしい経験でした。彼は準備を整え秩序立っているから、彼がミスを犯す余地なんて少しも残されていませんでした。と同時に演者がやりたいと思ったことを何でも試させてくれる自由をくれるのです」と語り、ケネスの自由な演技へのこだわりを証明する。また、容疑者の1人で、リネットとかつて婚約していた医師ライナスを演じたラッセル・ブランドは、「ケネスはとても優雅に僕らをリードするんです。現場に創造性をもたらし、集中しやすい雰囲気を作りあげながら、とても陽気に振る舞ってくれるんですよ」と語り、監督への絶対的な安心感を明かした。一方ケネスは、本作の世界観を創り上げたキャスト陣について「俳優陣はみな心から素晴らしいと思う役者たちです。彼らと共演したいという思いが実現して、とても光栄です」と絶賛する。監督とキャストたちの信頼関係は、撮影の現場に良い空気を作り、それが作品の世界観にも影響を及ぼす。セットや美術へのこだわりに留まらない、総合的な演出がケネスならではの高い世界観の再現に繋がっているようだ。『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2022年02月21日俳優・監督・演出家として映画や舞台の最前線で活躍し続けるケネス・ブラナーが、自身の幼少期を投影した自伝的作品である『ベルファスト』より、予告映像とビジュアルが解禁された。アカデミー賞前哨戦と言われる第27回放送映画批評家協会賞では、最多11部門ノミネート、第79回ゴールデングローブ賞では脚本賞を受賞している本作。先日行われた本年度アカデミー賞ノミネート発表では、作品賞、監督賞、助演女優賞、助演男優賞、脚本賞、主題歌賞、音響賞の7部門でノミネートを果たし、オスカー獲得へ期待が高まっている。この度解禁された予告映像の冒頭では、牧歌的で愛に溢れ平和な時間が流れるベルファストの街が、一転して暴徒が押し寄せる街へと変貌していく様子が切り取られている。不穏な空気が蔓延し、怯える人々。その一方で、過酷な現実に立ち向かい、笑顔とユーモアを忘れずに未来へと向かう家族の姿も描かれており、過酷な状況の中でも一縷の希望を感じさせる予告映像に仕上がっている。自身の幼少期を投影し、自伝的作品として本作を描いたブラナーは「その時の光景は、まさに私が記憶していたまま描かれている。あの午後、スローモーションのように世界がひっくり返る瞬間を見た。その瞬間から、世界は永遠に変わってしまったんだ」と当時をふり返っている。また「過激さは違えども、世界中の人が同じような転換期を経験しているはずだと思ったんだ」と明かしており、コロナ禍で世界に変革がもたらされているこの時代にこそ、必要な物語であることがうかがえる。併せて到着したビジュアルは、躍動感溢れるバディの姿と「明日に向かって笑え!」というコピーが目を引くエネルギッシュなデザインになっており、未来への希望を感じさせてくれる。『ベルファスト』は3月25日(金)TOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年02月14日2月11日から13日にかけての週末、北米のボックスオフィスで首位を獲得したのは、この週末にデビューしたケネス・ブラナー監督の『ナイル殺人事件』だった。しかし、数字はわずか1280万ドル。コロナの中、大人の女性がまだ映画館を敬遠していること、今週末はスーパーボウルでただでさえ映画館に足を運ぶ人が少ないことなどが影響していると思われる。2位は、先週1位だった『Jackass Forever』。3位はこの週末デビューしたジェニファー・ロペス主演のロマンチックコメディ『マリー・ミー』。4位は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、5位はこの週末デビューのリーアム・ニーソン主演作『Blacklight』だった。次の週末は、マーク・ウォルバーグ、トム・ホランド主演の『アンチャーテッド』が公開される。文=猿渡由紀
2022年02月14日ケネス・ブラナー監督最新作『ベルファスト』の日本公開日が3月25日(金)に決定した。『ダンケルク』や『TENET テネット』などに出演し、ポアロ役を務め監督も兼任する『ナイル殺人事件』が公開を間近に控えるケネス・ブラナー。製作・監督・脚本を務めた本作は、自身の幼少期を過ごしたベルファストを舞台に、9歳の少年バディの目線を通し、時代に翻弄され様変わりしていく故郷の厳しい現実と、家族とともにそこで過ごした愛と笑顔と興奮に満ちた日々を力強いモノクロ映像で描きだした人間ドラマ。ブラナー監督の自伝的作品となっている。また本作は、第46回トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞。第94回アカデミー賞では、作品賞と監督賞をはじめ、助演男優賞(キアラン・ハインズ)、助演女優賞(ジュディ・デンチ)、脚本賞(ケネス・ブラナー)、主題歌賞(DOWN TO JOY)、録音賞の7部門ノミネートを果たし、本年度アカデミー賞最有力候補として名乗りをあげた。ブラナー監督は、これまでに5回アカデミー賞にノミネートされているが、今回で初のオスカーを手にするかに期待が高まっており、そして、助演女優賞にノミネートされたジュディは今回で8回のノミネートとなり、『恋におちたシェイクスピア』での最優秀助演女優賞に続き、2度目のオスカーを手にするかも注目だ。『ベルファスト』は3月25日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年02月09日アガサ・クリスティ自身が“旅行物のミステリーで史上最高傑作”と称するミステリー小説を、ケネス・ブラナーが監督・主演を再び務めて映画化する『ナイル殺人事件』。この度、本作のゴージャスで魅惑的なミステリー・クルーズを彩る豪華な日本版声優が解禁となった。数々の難事件を解決してきた世界一の名探偵ポアロは、ナイル川を往く豪華客船で起きる難解な密室殺人事件に挑む。主人公の名探偵ポアロの声を担当するのは、「劇団四季」出身で数々の映画やドラマ、洋画の吹替声優を務めるなど幅広く活躍している広瀬彰勇。愛と欲望が絡み合う複雑な難事件を描く本作について広瀬さんは「前作、『オリエント急行殺人事件』に引き続きケネス・ブラナー氏自らの監督による本作はエジプトの美しい背景を舞台に愛 憎渦巻くサスペンスが展開し、人間の愛と欲望を深く掘り下げた脚本が見事です。『私は知っています......愛のために......人は...人を殺す。』ポアロの言葉が21世紀の現代を生きる我々にも突き刺さる気がします」と見どころを明かす。また、前作に引き続き登場するポアロの友人ブーク役には、マーベル作品や洋画をはじめ、人気アニメ作品のキャラクターを数多く演じている中村悠一が続投。「前作ではいいポジション取りをしていたブーク。彼が今作また登場できると聞いて、今度は一体どんな役割なんだろ?と思っていましたが...?! 驚きのドラマの連続でドキドキワクワクしていただけること間違いなしだと思います!お楽しみに」と想像を超える驚きの真相が待っていることを伝える。そして莫大な資産を相続した大富豪の娘リネットの声を担当するのは、これまでもガル・ガドットの声優を務めている甲斐田裕子。リネットは夫サイモンとクルーズ船の新婚旅行に訪れるが、ある晩何者かに殺されてしまい、第一の殺人事件の被害者となる。甲斐田さんは、「ガル・ガドット演じるリネットは芯があり賢く優しさも持ち合わせています。ただ資産家ゆえに人を信じられない恐怖と弱さを隠し持つ。その辺りを損なわないように演じようと心掛けました」とコメント、「原作とは設定が少しずつ変化しているので、話を知っている人にも楽しんでもらえると思います」と、原作との違いを楽しんでもらいたいと語る。リネットの夫サイモンの声を担当するのは、魅力的な低音ボイスで絶大な人気を誇る津田健次郎。サイモン役として参加できたことを光栄と語る津田さんは、「エジプトの壮大な景色の中で繰り広げられる華やかで残酷な名作ミステリー、どうぞお楽しみに」と難解なミステリーの魅力に言及。さらに、リネットの親友でサイモンの元婚約者の“謎めいた恋人”ジャクリーンを演じるのは、数々のアニメや洋画の吹き替えを担当している森千晃。森さんは「私の中で、現実では関わり合いたくない人、作中No.1はジャクリーンです。心底悪い人間では無いと思うのですが、何をするかわからなくて恐ろしい...」と語り、「だからこそ映画の中ではとっても魅力的で、目が離せない存在になっています」とそのジャクリーンの魅力を明かした。そのほか事件に関わる重要人物たちには、敏腕マネージャーのロザリーを早見沙織、結婚式でパフォーマンスするために雇われた華麗なるシンガー・サロメを桜井ひとみ、ブークの過保護な母親ユーフェミアを榊原良子、リネットの名付け親であり後見人でもあるスカイラーを小宮和枝、スカイラーの看護師で株の大暴落で資産を失った過去を持つバワーズを一龍斎春水、リネットの友人として結婚式に出席する医師ドクター・ウィンドルシャムを川島得愛、リネットの財産管理人アンドリューを内田岳志、リネットのメイドで自身も上流階級の仲間入りをしたいと強く願うルイーズを潘めぐみが演じ、豪華声優陣が集結した。『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2022年01月28日俳優・監督・演出家として映画や舞台の最前線で活躍し続け、世界中から絶大な評価を得るケネス・ブラナーが、自身の幼少期を投影した自伝的作品として監督・製作・脚本を務めた『ベルファスト』。第46回トロント国際映画祭にて最高賞にあたる観客賞を受賞して以降、すでに世界中の55の映画祭・映画賞で33の賞を獲得、195ノミネートを誇る本作から、北アイルランド・ベルファストに暮らす家族をとらえた場面写真が一挙に解禁された。本作の舞台は、1969年の北アイルランド ベルファスト。9歳の少年バディは、住民全てが顔なじみで、まるでひとつの家族のような暖かさに包まれるこの街で、愛に溢れた完璧な日々を送っていた。しかし、突如、プロテスタントの暴徒が、街のカトリック住民への攻撃を始め、大規模な暴動が発生する――。本作に自身の幼少期を投影したというブラナーは、新星ジュード・ヒルが演じる9歳の少年バディの目線を通し、時代に翻弄され様変わりしていく故郷の厳しい現実と、家族とともにそこで過ごした愛と笑顔と興奮に満ちた日々を力強いモノクロ映像で描きだした。今回解禁された場面写真では、バディらが家族揃って映画を楽しむ美しい一瞬が切り取られた1枚や、父と母を演じたジェイミー・ドーナン、カトリーナ・バルフが笑顔でダンスを披露する幸せな日常を切り取った1枚。キアラン・ハインズ、ジュディ・デンチという名優たちが演じる祖父・祖母と共にはちきれんばかりの大きな笑顔を見せるバディを切り取った1枚。さらに、激怒する母から必死で逃げ切ろうとするバディの姿を切り取った、思わずくすっと笑ってしまう場面写真も到着した。ブラナーは、困難な状況におかれながらも、少しずつ成長していく1人の少年とその家族の愛と絆を、モノクロ映像でパワフルに魅せ世界中の批評家を魅了。ルーツ(故郷)への郷愁とリスペクト、そして移り行く時代を前に、決して変わることのない人間の気高さを、笑いあり涙ありの人生讃歌へと昇華させている。『ベルファスト』は3月、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月、全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年01月26日“ミステリーの女王”の異名を持つ作家アガサ・クリスティの“名探偵ポアロ”シリーズの傑作ミステリーを、ケネス・ブラナー監督が映画化する『ナイル殺人事件』。この度、本作の鍵を握る重要人物たちのキャラクタービジュアルが解禁となった。『ナイル殺人事件』の舞台は神秘の国エジプトのナイル川を往く豪華客船。数々の難事件を解決してきた世界一の名探偵ポアロは、豪華客船で起きる密室殺人事件に挑む。今回公開されたビジュアルには、名探偵ポアロと物語のカギを握る人物たちが描かれる。まず、“世界一の名探偵”ポアロ(演:ケネス・ブラナー/中央上)は、トレードマークの独特な口ヒゲはそのままに、彼の眼光はいつになく険しい。明晰な頭脳と鋭い洞察力を持ち、数々の難事件を解決してきたが、ポアロ自身が今回の難事件について「多くの事件を解決してきたが、これは私の人生を変えた」と語っている通り、本作の事件が彼の今後に大きな影響を与えることに疑いはない。続いて、“美しき花嫁”リネット(演:ガル・ガドット/左上)。彼女は莫大な資産を相続した大富豪の娘で、夫サイモンとクルーズ船の新婚旅行に訪れる。その美貌と巨万の富から、多くの意味で人目を惹く存在であったリネットは、ある晩何者かに殺されてしまい、第一の殺人事件の被害者となる。そしてリネットの親友でサイモンの元婚約者の“謎めいた恋人”ジャクリーン(演:エマ・マッキー/中央下)。親友に婚約者を奪われた彼女からは、嫉妬とも妬みともとれる複雑な表情がみてとれる。真っ先に犯人と疑われてもおかしくないはずだが、彼女には決定的なアリバイがあった…。このほかに、ポアロの盟友で『オリエント急行殺人事件』に続き出演する“探偵の友人”ブーク(演:トム・ベイトマン/右下)、名高き画家でありブークの“過保護な母親”ユーフェミア(演:アネット・ベニング/右上)、結婚式でパフォーマンスするために雇われた華麗なるシンガー・サロメの姪で“敏腕マネージャー”ロザリー(演:レティーシャ・ライト/左下)も描かれている。果たして、この中にリネットを殺害した真犯人はいるのか?ほかにもクルーズ船に乗り込むのは、リネットの財産管理人アンドリュー(アリ・ファザル)、リネットのメイドで自身も上流階級の仲間入りをしたいと強く願うルイーズ(ローズ・レスリー)、リネットの友人として結婚式に出席する医師ドクター・ウィンドルシャム(ラッセル・ブランド)、そしてリネットの名付け親であり後見人でもあるスカイラー(ジェニファー・ソーンダース)、スカイラーの看護師で株の大暴落で資産を失った過去を持つバワーズ(ドーン・フレンチ)。皆それぞれにリネット殺害の動機があり、誰が過ちを犯してもおかしくはない危うさを持ち、11人の容疑者たちの欲望を載せてさらに激しく絡み合う。監督と主演を務めるケネスは、「ある女性が別の女性の男を奪ったことにより、“宿命”が生まれ、そこから感情の爆発が起こる。つまりドツボにハマったこの三角関係こそが、死を呼ぶ休暇の中心据えられた腐った果実なのです」と語り、男女の三角関係こそがこのミステリーの核になっていることを明かしている。『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2022年01月20日ケネス・ブラナー演じる名探偵ポアロが挑む、愛と嫉妬と欲望が複雑に絡み合う禁断のトライアングル・ミステリー『ナイル殺人事件』。この度、本作の本予告映像と本ポスタービジュアルが到着した。本作は、ミステリーの女王、アガサ・クリスティが生涯を通して書き続け、いまもなお全世界で愛される「名探偵ポアロ」シリーズの中でも、アガサ自身が“旅行物のミステリーで史上最高傑作”と称する「ナイルに死す」の映画化。前作『オリエント急行殺人事件』では、“乗客全員が容疑者”という究極の謎解きが話題となったが、本作ではさらにそこに愛、嫉妬、欲望が絡み合い、進化した。ケネスは「原作で描かれている愛欲への渇望はものすごくパワフルで、登場人物たちは向う見ずにそれを追い求めています。『ナイル殺人事件』はアガサ・クリスティの小説の中でも最も不穏な雰囲気を持った作品。不安定で、脆く、危険で、崩壊的なのです」と語り、アガサ作品の中でも特に、大人向けの作品になっていることを明かしている。今回到着した映像では、楽しそうな豪華客船内の様子からスタート。結婚のお祝いムード一色の船内だが、ある晩、悲鳴が響き渡る。殺人が起こり、やがて連続殺人事件となっていく…。「皆が私を狙ってる。誰も信じられない」と大富豪の娘リネット(ガル・ガドット)が言うように、容疑者はクルーズ船の“乗客全員”。サイモンの元婚約者、医師、シンガー、メイドなど、愛と欲望が複雑に絡み合う人間関係が渦巻いている中、ポアロが事件に挑んでいく。『ナイル殺人事件』本予告『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2022年01月07日ケネス・ブラナーの自伝的作品『ベルファスト』よりモノクロが映えるティザービジュアルと特報映像が解禁となった。本作は、俳優・監督・演出家として映画や舞台の最前線で活躍し続けるケネス・ブラナーが、自身の幼少期を投影した自伝的作品。北アイルランド・ベルファスト出身のブラナー自身が監督・製作・脚本を努め上げ、第46回トロント国際映画祭にて、最高賞にあたる観客賞を受賞した注目作。「これぞオスカーにふさわしい作品!」(ROLLING STONE)、「オスカー賞レースを新たな高みへと引き上げる作品」(VARIETY)、「熱狂!この映画を決して忘れることはできない」(THE HOLLYWOOD REPORTER)と、各誌から絶賛の声が相次ぎ、さらに、12月13日に発表されたアカデミー賞最大の前哨戦とも言われる第79回ゴールデングローブ賞のノミネーションでは、映画作品賞<ドラマ部門>、監督賞(ケネス・ブラナー)、脚本賞(ケネス・ブラナー)、助演男優賞(ジェイミー・ドーナン、キアラン・ハインズ)、助演女優賞(カトリーナ・バルフ)、主題歌賞(「Down to Joy」)の主要6部門にて最多7ノミネートを果たし、本年度アカデミー賞最有力候補のトップに躍り出ている。今回解禁された特報映像では、全英シングルチャート1位を獲得した「ラブ・アフェアー」の名曲カバーソング「エヴァーラスティング・ラヴ」の軽やかでドラマティックな曲調にのせて、9歳の少年バディやその家族が、「海の向こうへ行ったら言葉は通じない?」「この街を出て新しい生活を始めないか?」「この街以外知らないわ」と街の外への思いを感じさせる言葉を口にしている。「行きなさい、振り返らないで」と語りかける祖母グラニー役ジュディ・デンチの姿も印象的で、彼らが生まれ育った故郷ベルファストでの生活に変化がおとずれる兆しも見える。街で起こる異変を前に、少年と家族が下す決断とは…?その後の展開が気になる特報映像となっている。『ベルファスト』は2022年3月、TOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月、全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2021年12月27日ケネス・ブラナーの自伝的映画『ベルファスト』が、2022年3月25日(金)に公開される。製作・監督・脚本はケネス・ブラナー。第94回アカデミー賞、第79回ゴールデングローブ賞では脚本賞を受賞した。ケネス・ブラナーの自伝的映画『ベルファスト』映画『ベルファスト』は、『ダンケルク』『TENET テネット』などに出演し、『シンデレラ』『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』では監督も務めるケネス・ブラナーの自伝的作品。俳優・監督・演出家として映画や舞台の最前線で活躍し続けるケネス・ブラナーが、自身の手で、故郷へのリスペクトや人間の気高さを描いた。ケネス・ブラナーは、映画『ベルファスト』について「とてもパーソナルな作品だ。私が愛した場所、愛した人たちの物語だ。」とコメントしている。第94回アカデミー賞で脚本賞&7部門にノミネート映画『ベルファスト』は、第94回アカデミー賞にて作品賞、監督賞、脚本賞、録音賞、キアラン・ハインズが助演男優賞、ジュディ・デンチが助演女優賞、ヴァン・モリソンによる楽曲「DOWN TO JOY」が主題歌賞と全7部門にノミネート。見事、ケネス・ブラナーが脚本賞に輝いた。なお、第46回トロント国際映画祭では最高賞にあたる観客賞を受賞、第27回放送批評界協会賞では最多11部門ノミネート、第79回ゴールデングローブ賞では脚本賞を受賞している。故郷へリスペクト&ひとりの少年の成長を描く物語は、北アイルランド・ベルファスト出身のケネス・ブラナーが、9歳の少年バディの目線を通して、自身の幼少期を描いたもの。愛と笑顔と興奮に満ちた日常と、激動の時代に翻弄され様変わりしていく故郷ベルファストを、モノクロ映像で克明に映し出す。困難な状況にありながら、未熟な殻を破り、大人へと転換していくひとりの少年の成長と、その家族の力強い生きざまにも注目。変わりゆく故郷、移りゆく時代の中にあっても、変わることのない人間の気高さや生命力を描いた人生賛歌だ。登場人物&キャスト主人公・バディ...ジュード・ヒル9歳の少年。『ベルファスト』で長編映画デビューを果たすジュード・ヒルが、自然な存在感で物語をまぶしく輝かせる。バディの父...ジェイミー・ドーナン出稼ぎで家を空けがちなバディの父。金にはだらしないが家族を愛し守り抜く。演じるのは、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の若富豪クリスチャン・グレイ役で注目を集めたジェイミー・ドーナン。バディの母...カトリーナ・バルフ気丈で美しいバディの母。厳しさのなかにセンシティブな一面を併せ持ちながら、母親として妻として家族を正しく導いていく。担当するのは、モデル・女優として活躍するカトリーナ・バルフ。祖父ポップ...キアラン・ハインズいつもユーモアと遊び心を忘れないバディの祖父。バディの気持ちをくみ取り、ジョーク交じりで適切な助言を与える。演じるのは、ベルファスト出身のベテラン俳優キアラン・ハインズ。祖母グラニー...ジュディ・デンチ静かに家族を見守る祖母。わずかな出演ながら、世界的大女優のジュディ・デンチが圧倒的な存在感で魅せる。<映画『ベルファスト』あらすじ>1969年、激動の北アイルランド ベルファスト。僕が生まれ育ったその町には、歌があった、映画あった、家族がいた―そして、愛に輝く日々があった。ベルファストで生まれ育ったバディ(ジュード・ヒル)は家族と友達に囲まれ、映画や音楽を楽しみ、充実した毎日を過ごす9歳の少年。笑顔にあふれ、たくさんの愛に包まれる日常は彼にとって完璧な世界だった。しかし、1969年8月15日、バディの穏やかな世界は突然の暴動により悪夢へと変わってしまう。プロテスタントの武装集団が、街のカトリック住民への攻撃を始めたのだ。住民すべてが顔なじみで、まるで一つの家族のようだったベルファストは、この日を境に分断されていく。暴力と隣り合わせの日々のなか、バディと家族たちは故郷を離れるか否かの決断に迫られる――。【詳細】映画『ベルファスト』公開日:2022年3月25日(金)※3月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ・TOHOシネマズ 梅田で先行公開。製作・監督・脚本:ケネス・ブラナー出演:カトリーナ・バルフ、ジュディ・デンチ、ジェイミー・ドーナン、キアラン・ハインズ、ジュード・ヒル2021年/イギリス/ビスタサイズ/98分/モノクロ・カラー/英語/5.1ch/原題『Belfast』配給:パルコ ユニバーサル映画
2021年12月12日俳優・監督・演出家ケネス・ブラナーが、自身の幼少期を投影した自伝的作品『ベルファスト』(原題:『BELFAST』)が2022年3月に公開決定。第46回トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞し、本年度アカデミー賞有力候補として名乗りをあげている。北アイルランド・ベルファスト出身のブラナー自身が監督・製作・脚本を努め、9歳の少年バディの目線を通して、愛と笑顔と興奮に満ちた日常と激動の時代に翻弄され様変わりしていく故郷ベルファストを克明に映し出し、困難な状況におかれながらも、未熟だった殻を破って大人へと転換していくひとりの少年の成長と、その家族の強く気高い魂をモノクロ映像でパワフルに魅せる。第46回トロント国際映画祭にて観客賞を受賞し、「これぞオスカーにふさわしい作品!」(ROLLING STONE)、「オスカー賞レースを新たな高みへと引き上げる作品」(VARIETY)、「熱狂!この映画を決して忘れることはできない」(THE HOLLYWOOD REPORTER)と各誌から絶賛の声が続出。世界中の批評家を魅了している。ブラナーは本作に対し、「『ベルファスト』はとてもパーソナルな作品だ。私が愛した場所、愛した人たちの物語だ」とコメントしており、圧巻のモノクロ映像でルーツ(故郷)への郷愁とリスペクトを描きながら、変わりゆく故郷、移り行く時代を前に、決して変わることのない人間の気高さと生命力に溢れる人生賛歌を誕生させた。子役のジュード・ヒルほか、カトリーナ・バルフ、ジュディ・デンチ、ジェイミー・ドーナンらが出演する。物語ベルファストで生まれ育ったバディ(ジュード・ヒル)は家族と友達に囲まれ、映画や音楽を楽しみ、充実した毎日を過ごす9歳の少年。笑顔にあふれ、たくさんの愛に包まれる日常は彼にとって完璧な世界だった。しかし、1969年8月15日、バディの穏やかな世界は突然の暴動により悪夢へと変わってしまう。プロテスタントの武装集団が、街のカトリック住民への攻撃を始めたのだ。住民すべてが顔なじみで、まるで一つの家族のようだったベルファストは、この日を境に分断されていく。暴力と隣り合わせの日々のなか、バディと家族たちは故郷を離れるか否かの決断に迫られる――。『ベルファスト』は2022年3月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月、全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2021年12月09日トロント国際映画祭の受賞結果が発表された。観客賞に輝いたのは、ケネス・ブラナー監督の『Belfast』。ブラナーが自らの子供時代をベースに書き下ろしたパーソナルな作品で、アルフォンソ・キュアロンの『ROMA/ローマ』と比較する声も聞かれる。出演はジェイミー・ドーナン、ジュディ・デンチら。次点は『Scarborough』だった。ドキュメンタリー部門の観客賞を受賞したのは、『The Rescue』。タイのサッカー少年12人がモンスーンに見舞われ、16日間洞窟に閉じ込められた事件を扱うものだ。次点はディオンヌ・ワーウィックの伝記映画『Dionne Warwick: Don’t Make Me Over』。審査員が話し合いで受賞作品を決めるカンヌやヴェネツィアと違い、トロントの観客賞は、その名の通り観客による投票で決まる。純粋に多くの人々の心の響く作品が受賞することから、歴史的にトロントで観客賞を受賞した作品はオスカーでも大健闘することになっている。今年のオスカー作品賞受賞作『ノマドランド』も、昨年、トロントで観客賞を受賞した。オスカー受賞につながったトロント受賞作には、ほかに『グリーンブック』『それでも夜は明ける』『英国王のスピーチ』『スラムドッグ$ミリオネア』『アメリカン・ビューティ』がある。『Belfast』は、これでオスカー戦線に一番乗りを果たしたと言えるだろう。アメリカでの公開は11月12日。文=猿渡由紀
2021年09月21日エンターテイメント史を塗り替えてきたマーベル・スタジオの2019年の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』。その世界から逃げ出した “裏切り王子”の異名を持つヴィランの物語『ロキ』が、6月9日(水)より配信開始。ヴィランでありながら世界中のファンから愛される、そんな掴みどころのないロキ役を演じてきたトム・ヒドルストンについて、ソー役のクリス・ヘムズワースをはじめ、ケネス・ブラナー、ジェフ・ゴールドブラムら過去のMCUでタッグを組んできたハリウッドの名優が口をそろえて、その見事な演技を絶賛。ロキの複雑な魅力を大胆かつ繊細に表現できるトムでなければ、“愛されヴィラン”は生まれなかったとさえ語った。マイティ・ソーの義弟で、数々の悪行の一方で軽率な失敗を繰り返したり、時に兄弟の絆や家族愛を思わせたりと、ひと言で表すのが困難なほどに多くの魅力に溢れ、完璧でない姿が愛らしく“憎めないヴィラン”として世界中から愛されるロキ。そんなロキに扮するトムを最も近くで見てきたといえるクリス・ヘムズワースは、「トムはロキという役に多くのものをもたらし、その結果、人々はロキを愛するようになった。僕らはいつも、ロキがどちらの側につくのか気になってしまうし、我々が知っているロキなのか、それとも以前に知っていたロキなのか、わからなくなったりもする。トムはロキに共感をさせつつも、観客を混乱させるんだ」と、繊細な演技による説得力で、悪役なのに共感さえさせるトムを称賛。さらに、『マイティ・ソー』で監督を務め、“シェイクスピア俳優” として名を馳せるケネス・ブラナーは、「極めて多才であることに加え、ロキが見せる多種多様なキャラクター性を演じることをまったく恐れない役者を求めていて、トムはそれを叶えてくれた」と、難役のロキを大胆に演じる姿勢を絶賛。そして、『ジュラシック・パーク』シリーズや『インデペンデンス・デイ』で知られ、トムとは『マイティ・ソー バトルロイヤル』で共演したハリウッドのレジェンド俳優ジェフ・ゴールドブラムも、「私はトムのことをものすごく尊敬しているんだ。彼はロキというキャラクターを、正確かつ簡潔に表現するね」と語り、その表現力にはベテランさえ敬意を抱くほど。トム・ヒドルストン「アンチヒーローとして演じる」幼少期は家族に愛されて育ったロキだが、実は父オーディンと、兄ソーとの血の繋がりがなかったことを知ってからは兄への嫉妬心が爆発。神の国アスガルドの王座を自分のものにしようと、関わる者全てに嘘と裏切りを駆使し、幾度となく悪事を計画するが、ロキなりの正義や思いも描かれる。トムはロキについて、「これほどまでに複雑なキャラクターを演じたのは初めてだったよ。ロキを単なる悪役として演じるのではなくて、アンチヒーローとして演じるように心掛けた」と語っており、様々な面をバランスよく演じる大胆な演技力、そしてその多面性に説得力を持たせる繊細な演技力、両方を持つトムだからこそ、複雑なロキを“愛されヴィラン”にまで成長させることができたのだ。本作では『エンドゲーム』で逃げ去った後のロキが、時間を超えて世界を振り回す新たな冒険が描かれる。ストーリーは未だ明らかになっていないが、予告編ではロキが“時間の流れを守っている”という謎の組織TVA に捕まり“自分が改変してしまった現実を元に直す”という任務を命じられ、時空を超えた壮大な戦いに巻き込まれていくことが判明している。 “裏切り王子ロキ”は、世界の“時間”をまたにかけた冒険で今度はどんな“悪戯”を見せるのか、ロキの物語から目が離せない。「ロキ」は6月9日(水)16時にディズニープラスにて日米同時配信。(text:cinemacafe.net)
2021年05月30日2021年公開予定の『ブラック・ウィドウ』、『フリー・ガイ』、『ナイル殺人事件』、『クルエラ』、『キングスマン:ファースト・エージェント』ほかディズニー配給作品が、アメリカ本社の変更に伴い、日本でも公開日及び公開形態を変更することを発表した。来月4月29日(木・祝)に公開を予定していたスカーレット・ヨハンソン主演『ブラック・ウィドウ』は、公開日を7月9日(金)に変更し、公開形態も劇場に加え、ディズニープラス プレミアアクセスで同時公開も行う。エマ・ストーン主演で『101匹わんちゃん』のヴィラン“クルエラ”の誕生秘話を描く実写映画『クルエラ』は公開日はそのままに、プレミアアクセスの公開を追加。また、ライアン・レイノルズが、何でもありのゲームの世界を舞台に平凡すぎる新ヒーローを演じる『フリー・ガイ』は5月21日(金)から8月13日(金)へ、『キングスマン:ファースト・エージェント』は8月20日(金)から12月24日(金)へ、ケネス・ブラナーが監督と主演を務めるミステリー映画『ナイル殺人事件』は今年公開予定だったが、来年2022年2月11日(金・祝)に公開日が変更となった。※「プレミア アクセス」はディズニープラスの会員が追加料金を支払い視聴できるサービス(cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン:ファースト・エージェント 2021年12月24日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporationナイル殺人事件 2022年2月11日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reservedブラック・ウィドウ 2021年7月9日より劇場 and ディズニープラス プレミア アクセス同時公開© Marvel Studios 2020フリー・ガイ 2021年8月13日(金)より全国にて公開©2020 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.クルエラ 2021年5月28日より劇場andディズニープラスプレミア アクセス同時公開シャンチー・アンド・レジェンド・オブ・テンリングス(原題) 2021年9月3日より全国にて公開あの夏のルカ 2021年6月18日よりディズニープラスで配信開始© 2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2021年03月31日本年度アカデミー賞でアンソニー・ホプキンスの主演男優賞“史上最高齢”ノミネートを含む6部門で候補になった映画『ファーザー』から、日本版本予告が解禁。併せて、本作を鑑賞した数々の著名人からコメントが到着した。今回、解禁された本予告は、淡々と自身の誕生日(1937年12月31日は演じるA・ホプキンスも同生年月日)を告げる一見、気丈な老紳士アンソニーが、「私は誰なんだ?」と驚きの言葉を発するシーンからはじまる。時計が見当たらない…。娘のアン(オリヴィア・コールマン)…だったはずの女性はどこへ?徐々に現実と幻想の境が曖昧になっていく父と、父の変化に戸惑い悩む娘アン。父アンソニーの記憶と現実を追体験する迷宮のような世界観。ホプキンスやコールマンの圧倒的な演技を予感させる重厚感あふれた予告編が完成した。仲代達矢、西田敏行、中野量太監督ら本作にコメントまた、併せて数々の著名人から絶賛コメントが到着。日本が世界に誇る名優・仲代達矢、TBSドラマ「俺の家の話」で認知症が進行していく父を演じたことも大きな話題となった西田敏行、本作の舞台版で娘役を演じた若村麻由美。『長いお別れ』の映画監督の中野量太らもコメントを寄せている。仲代達矢(役者)やがて老いてゆく全ての人間へのエレジー。恐れもせずにこの作品に身を投じたアンソニー・ホプキンスの姿は、正に敬服の至りで有りました。西田敏行(俳優)アンソニー ホプキンス殿貴方の演技をどのような言葉をもって称えたら良いのでしょう。既にご高齢の貴方が老いがもたらすいろんな障害を客観視をして冷めた演技をなさる。もはや神の領域としか 言わざるを得ません若村麻由美(俳優)私は舞台で娘アンを演じ、フロリアン・ゼレールの戯曲に魅了されました。この作品の深い愛を自ら初監督し、アンソニー・ホプキンスとオリビア・コールマンの圧倒的な素晴らしさに浸らせてくれた事に感謝します。厳格な父が自己を喪失していくリアルさに涙が止まらない。中野量太(映画監督『浅田家!』『長いお別れ』)記憶と幻想の境界が崩れゆく気持ちなんて体感できるはずがないのに、圧巻の演技と巧みな演出で、いつの間にか、主人公と一緒に戸惑い悩む自分がいた。この家族が下した選択の正否なんて誰にもわからない。でも、きっと僕も最後は母の温もりに帰るんだと思えた時、心が救われた自分がいた。ケネス・ブラナー(俳優)アンソニー・ホプキンスとオリヴィア・コールマンの魂のこもった惜しみない演技。心の葛藤を描く、胸が張り裂ける感動的なスリラーだ。ジョディ・フォスター(俳優)認知症の母親の介護を通して私が経験したことが非常によく表現されていて、作品とアンソニー・ホプキンスの演技に圧倒されました。エドガー・ライト(映画監督)アンソニー・ホプキンス史上最高の演技。残酷なまでに巧妙な構成に圧倒され『2001年宇宙の旅』や『惑星ソラリス』を思い起こさせられた。パズルのピースをひとつずつ合わせていくように主人公が感じている苛立ちやその奥深い痛みを追体験させられる。『ファーザー』は5月14日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファーザー 2021年5月14日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINÉ-@ ORANGE STUDIO 2020
2021年03月31日ガル・ガドットが主演する『Heart of Stone』をNetflixが製作配給権することになった。競売に手を挙げた他社を抑えての獲得だ。監督は『ワイルド・ローズ』『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』のトム・ハーパー。世界を舞台にしたスパイスリラーで、女性版『ミッション:インポッシブル』『007』のようなシリーズものを目指しているようだ。脚本は『ドリーム』のアリソン・シュローダーと『オールド・ガード』のグレッグ・ルッカ。ガドットはプロデューサーも兼任する。ガドットの次回作は、ケネス・ブラナーが監督する『ナイル殺人事件』。昨年秋に公開される予定だったが、コロナで延期されている。文=猿渡由紀
2021年01月18日映画『TENET テネット』のBlu-ray&DVDの発売・レンタルが1月8日よりスタートする。それに伴い、主演のジョン・デイビッド・ワシントンと、武器商人セイターを演じたケネス・ブラナーのインタビュー映像が公開された。コロナ禍以降、初の洋画超大作として封切られ、観客動員数100万人を記録。全世界興行収入は300億円を突破し大ヒットとなった超大作『TENET テネット』。『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』『インターステラー』のクリストファー・ノーラン監督が、7カ国を舞台にIMAXRカメラを使い、時間が逆行する世界をリアルに描き出し、驚異のスケールで放つ極限のタイムサスペンスとなっている。ノーラン監督作品では史上最高額となる約2億ドル以上の制作費をかけて映像化された本作は「時間」をテーマに逆再生やシームレスで繰り広げられるタイムサスペンスで、まさに新感覚の映像体験ができるエンタテインメント作品。謎が随所に散りばめられ、何度も観ることでより深い理解を得らえる中毒性が強く、2回目の視聴でやっとスタートラインに立つことができると話題だ。公開された映像では、本作で難解な役柄を見事に演じきった主演のジョン・デイビッド・ワシントンがまず「ノーラン監督の大ファン」と答え「物語を伝える能力は間違いなく超一流で、しかも必ずひねりを加えてくるのが見事」とその理由を明かす。そして、複雑なストーリーや、SFのような設定の物語でも「観客を登場人物たちに共感させる能力もすごい。観客は映画の複雑な世界観を完全に理解できなくても、登場人物たちを通して、体感することができる」とその手腕を絶賛して「そんなことできる人は他に知らない」と真剣なまなざしで語った。さらに色々なジャンルの要素を取り入れながらも、それを自分流に変えてしまうノーラン監督の作品を「クリストファー・ノーランはひとつのジャンルなんだ」と表現。さらに本作でセイターを演じたベテラン俳優ケネス・ブラナーは、ノーラン監督が挑み続ける「時間」というテーマついて触れ「監督は時間の謎に取り組むことを楽しんでいる」と分析する。続けて「時間というテーマに挑むと、どうしても人道的な問題が生じる。例えば時間を操れたら、愛する人を失わなくて済むように、こうしてたら世界は良くなってたということも、自由に変えることができるようになる。単なる知的な課題でなく、非常に人間くさい感情も絡む事柄だと思う」と自身の見解を述べ、「時間を操ることで、僕たちは幸せになれるかもしれないが、壊滅的な結果をもたらす可能性もある」とテーマの奥深さや難解さを指摘。そして「時間は監督にとってすごく情熱を持てる重要なテーマなんだ」とノーラン監督が魅了され続ける理由を彼なりに明かした。『TENET テネット』ダウンロード販売・デジタルレンタル中Blu-ray&DVD 発売中・レンタル中
2021年01月08日昨年はコロナ渦で多くの映画が公開延期になり、莫大な予算を投じたハリウッド大作が次々と公開を延期した。そのため、2021年は昨年に公開される予定だった超大作と、今年公開予定の映画が揃って待機中。まだ予断を許さない状況で、さらに公開が延期になる可能性もあるが、今年は例年以上に映画館の大スクリーンで観たい作品が揃っている。映画ファンがその公開を待ちわびるも、やむなく公開延期を繰り返している『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は今年こそスクリーンに登場することになりそうだ。映画史にその名を刻むアイコン的存在“ジェームズ・ボンド”をこれまでにない側面から描き出したダニエル・クレイグ主演のシリーズは名作『007 スカイフォール』など、単なるスパイアクションにとどまらない作品を生み出してきた。そんなクレイグが“最後の出演作”と明言する『…ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、現役を退いたボンドが誘拐された科学者の救出を依頼され、正体不明の敵と対峙する。『闇の列車、光の旅』のキャリー・ジョージ・フクナガが監督を、『ラ・ラ・ランド』でオスカーに輝いたリヌス・サンドグレンが撮影を務め、ビリー・アイリッシュが主題歌を担当。『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックがボンドに敵対するキャラクターを演じる。緊張感あふれるアクションを次々に繰り出しながら、これまでのシリーズでは多く描かれてこなかったボンドの過去や内面に迫った本シリーズ。慎重に創作が重ねられた本作は、最適な公開時期を探りつつ、その日を待っている。そのほかにも映画館の大画面、大音響で観たい大作が目白押しだ。昨年話題を集めた『TENET テネット』のクリストファー・ノーラン監督も公開を楽しみに待っているという『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』はシリーズ9作目。カスタムカーが空を舞い、潜水艦と一騎打ちし、戦車と真っ向勝負を繰り広げてきた“ワイスピ”シリーズ。新作でも観客の想像の斜め上を爆走するような超絶アクションが待っているはずだ。ほかにも日本生まれの人気ゲームを実写化する『モンスターハンター』や、マーベル最新章を告げる『ブラック・ウィドウ』、ディズニーランドの人気アトラクションを基に生まれた一大アドベンチャー大作『ジャングル・クルーズ』、ミュージカル史に残る名作をスティーヴン・スピルバーグ監督が再映画化する『ウエスト・サイド・ストーリー』、アイヴァン・ライトマン監督の名作を息子ジェイソンが引き継いで再始動させる『ゴーストバスターズ/アフターライフ』も今年公開予定。映画館でみんなで集まって観たい作品がズラリと並んでいる。昨年の前半は『パラサイト 半地下の家族』が口コミで動員を増やし、オスカー受賞のニュースがもたらされるなど話題を集めたが、今年も賞レースの有力候補とみなされている作品が続々と公開になる。トロント映画祭、ヴェネチア映画祭で作品賞に輝いた『ノマドランド』は3月26日から公開。季節労働をしながら、車でひとり孤独な旅を続ける女性が、旅先で様々なノマドたちに出会い、心を通わせていくドラマが描かれる。主演のフランシス・マクドーマンドは『スリー・ビルボード』でもオスカーを手にした当代きっての名女優で、今年も各映画賞で彼女の名前が繰り返しあがることになるだろう。また、オスカー常連のA24とPALN Bがタッグを組んで制作にあたった『ミナリ』や、Netflixで配信中の『シカゴ7裁判』も各映画賞の有力候補と目されている。なお、今年のアカデミー賞は4月25日に延期になっているが、授賞式は行われる予定だ。アニメーション映画も今年は数多く公開される。現在、ディズニープラスで配信中の『ソウルフル・ワールド』が絶賛を集めているピクサーは、最新作『ルカ』を6月に全米で公開予定。昨夏に公開を予定していた『ミニオンズ フィーバー』も少し遅れたが今夏に公開を予定している。喧嘩ばかりしている人気コンビの活躍をアニメーションと実写を融合させて描く『トムとジェリー』や、ディズニーの最新作『ラーヤと龍の王国』も今年、映画館のスクリーンに登場する。いずれも時間とアイデアをふんだんに投じて制作された作品ばかりで、日本だけでなく世界各地で人気を集めることになりそうだ。ほかにも、ザ・ビートルズが1969年に行った通称“ゲット・バック・セッション”の際に撮影された膨大な記録映像を、ピーター・ジャクソン監督が再編集したファン垂涎のドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:Get Back』、ケネス・ブラナーが再び名探偵ポアロを演じる『ナイル殺人事件』、日本でも撮影が行われたアクション作『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』などの話題作も公開に向けて待機中。昨年は新作が映画館で上映されることなく配信サービスに直行するニュースなども流れたが、映画館でみんなで集まって、大きな画面で新作映画を楽しむ、そんな映画ファンの“なんてことのない日常”が早く戻ってくるのを願うばかりだ。■2021年に公開予定の外国映画(一部)1月1日 新感染半島 ファイナル・ステージ3月5日 ラーヤと龍の王国3月12日 キングスマン:ファースト・エージェント3月19日 トムとジェリー3月26日 モンスターハンター3月26日 ノマドランド3月26日 映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!4月29日 ブラック・ウィドウ5月21日 フリー・ガイ7月9日 シャンチー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題)8月13日 ジャングル・クルーズ8月27日 ザ・ビートルズ:Get Back10月29日 エターナルズ(原題)12月10日 ウエスト・サイド・ストーリー2021年 ゴーストバスターズ/アフターライフ2021年 ワイルド・スピード/ジェットブレイク2021年 モービウス2021年 ナイル殺人事件2021年 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ2021年 ミニオンズ フィーバー2021年 クワイエット・プレイス 破られた沈黙2021年 G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ2021年 ピーターラビット2/バーナバスの誘惑2021年 ザ・バットマン(C) 2019 DANJAQ, LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation(C)Marvel Studios 2020(C) 2020 20th Century Studios. All rights reserved.(C) 2020 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.(C) 2020 Disney. All Rights Reserved.(C)2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.(C)2020 Warner Bros. All Rights Reserved.(C)Constantin Film Verleih GmbH
2021年01月03日ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィックなど、子どもから大人まで楽しめる様々なコンテンツを配信のディズニー公式動画配信サービス「Disney+」。この年末のまったりおうち時間にぴったりな、「Disney+」で配信中の“声優”たちによって彩られた隠れた名作をご紹介。●入野自由、主人公の繊細な心情を演じる『クラウズ~雲の彼方へ~』音楽の才能に恵まれながらも、ガンを患い、余命6か月を宣告された17歳のアーティスト、ザック・ソビアックの実話を、母親の回想録「Fly a Little Higher」(原題)を基に映画化。死と向き合いながら、愛する人たちに伝えたい思いを込めた楽曲「Clouds」は、当時、iTunesでダウンロード数1位となり、日本でも話題に。新進気鋭のフィン・アーガスが演じたザックの吹き替えを担当したのが、人気声優の入野自由。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や「ちはやふる」、「おそ松さん」、『言の葉の庭』といったアニメ作品のみならず、舞台や歌手としても活躍中の入野さん。凛とした透明感のある高い美声が特徴の入野さんだが、本作ではザックの揺れ動く繊細な心情を、表現豊かな声色で演じている。●花江夏樹と森川智之が親子役で共演『アルテミスと妖精の身代金』これまでのディズニー作品にはなかった、全く新しい“ダーク・ヒーロー”が主人公。オーエン・コルファーの小説「アルテミス・ファウル」シリーズを、ケネス・ブラナーが映像化したファンタジー作品だ。伝説的な犯罪一家に育った12歳の天才少年アルテミスと、魔法やハイテクノロジーを駆使する妖精たちの戦いが描かれる。主人公アルテミスの声を担当するのは、大人気「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役や、「ダイヤのA」の小湊春市役などを務め、また「第14回 声優アワード」では主演男優賞も受賞した花江夏樹。12歳のアルテミスを演じるにあたり、「頭が良くて言葉遣いも知的だったり、どこか大人を下に見たような態度を見せることもあります。なので演じる上で、子供と大人の丁度狭間を上手く出せるように意識して演じました」と話しており、魅力的なハリのある少年ボイスがぴったりとマッチしている。また父親役は、アダム・サンドラー、キアヌ・リーブス、トム・クルーズ、ユアン・マクレガーなどの吹き替えを多く担当し、「遊☆戯☆王」「クレヨンしんちゃん」などアニメ作品でも活躍する森川智之が担当している。●ベテラン声優・大塚芳忠が贈る世界探求のドキュメンタリー「ジェフ・ゴールドブラムの世界探求」日常で当たり前のものとして見過ごされがちな身近なものに潜む“現代の脅威”を、ジェフ・ゴールドブラムが遊び心にあふれた洞察力で科学や歴史をひも解いていく、ナショナル ジオグラフィックのドキュメンタリーシリーズ。ジェフの吹き替えを務めるのは、『インデペンデンス・デイ』や『ジュラシック・パーク』シリーズでのジェフの吹き替えはもちろん、『ロード・オブ・ザ・リング』『イップ・マン』シリーズ、「亜人」佐藤役、バラエティ番組のナレーションなど、数々の作品に参加する大塚芳忠。毎回設定されるテーマは、「スニーカー」や「アイスクリーム」、「コーヒー」、「化粧品」などといった身近なもの。エピソードは全12話で、1話あたり30分ほどと、手軽に楽しめるのも魅力的だ。『クラウズ~雲の彼方へ~』『アルテミスと妖精の身代金』「ジェフ・ゴールドブラムの世界探求」はDisney+にて配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:アルテミスと妖精の身代金 2019年秋、公開予定©2019 Disney Enterprises, Inc.クラウズ ~雲の彼方へ~ 2020年10月23日よりディズニー+にて独占配信© 2020 Disney
2021年01月03日吉田鋼太郎と柿澤勇人が出演する舞台「スルース ~探偵~」が、来年1月より東京公演を皮切りに上演されることが決定した。イギリスの劇作家アントニー・シェーファーの最高傑作「探偵 スルース」。1970年に英国で発表され、ブロードウェイ版はトニー賞を受賞、1972年にはローレンス・オリヴィエ&マイケル・ケイン主演で映画化され話題に。また2007年には、ノーベル賞作家のハロルド・ピンターが脚本を手掛け、ケネス・ブラナーが監督、マイケル・ケイン&ジュード・ロウという超豪華メンバーで『スルース』として再び映画化もされた。日本でも数々の名優たちによって舞台化されてきたこの傑作ミステリーが2021年、吉田さんの演出で新たに生まれ変わる。著名な作家ワイク役には、蜷川幸雄からバトンを受けた彩の国シェイクスピア・シリーズでも演出家として、芸術監督として手腕を振るう吉田さん。「フランケンシュタイン」「デスノート The Musical」などミュージカルで活躍する柿澤さんが、ワイクの妻の浮気相手ティンドルに扮する。吉田さんは「二人芝居です。柿澤勇人と。6月に幕を開ける筈だった芝居が中止になり、約1年振りの舞台です。1年振りにやる芝居が二人芝居。初めての。で、相手が、やはり幾つかの舞台が中止になり鬱憤を溜めに溜めた狂犬柿澤勇人。不安と緊張が弥が上にも募ります。言い換えれば、武者震いが止まらない、という事です」と心境を明かし、「初めての二人芝居に震え慄く老俳優と、しつこいようですが狂犬柿澤勇人。ご期待ください」と呼びかけている。また、「デスノート The Musical」「アテネのタイモン」や、ドラマ「太陽は動かない」での吉田さんとの共演をふり返りつつ柿澤さんは、「鋼太郎さんは、早くまたお前と芝居がしたい、と常に言ってくれましたが、この『スルース』の上演が決まり、嘘では無かったんだなあと思い、本当に嬉しくとても楽しみです」と言い、「鋼太郎さん曰く、『お前は俺の若いころにそっくり』とのことで、僕は自覚がありませんが、皆さまの目でお確かめ頂けたら幸いです」とコメントしている。ストーリー著名な推理小説家アンドリュー・ワイク(吉田鋼太郎)は、妻の浮気相手であるマイロ・ティンドル(柿澤勇人)を自身の邸宅に呼び出す。不倫ヘの追及を受けるものだと思っていたティンドルに対し、ワイクは意外にも「妻の浪費家ぶりには困っている」、「自分にも愛人がいる」と切り出す。さらにワイクは、ティンドルに自宅の金庫に眠る高価な宝石を盗み出してほしいと提案。そうすることでティンドルは宝石とワイクの妻を手に入れ、ワイクは宝石にかかっている保険金を受け取り愛人と幸せに暮らすことができるのだ、と。提案に乗ったティンドルは、泥棒に扮しワイクの屋敷に侵入するが――。舞台「スルース ~探偵~」東京公演は2021年1月8日(金)~24日(日)新国立劇場小劇場にて上演、ほか地方公演あり。(cinemacafe.net)
2020年12月02日コロナ禍以降、初の洋画超大作として封切られ大ヒットとなったクリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』。この度、田村真、櫻井孝宏を起用した日本語吹替版を初収録したブルーレイ&DVDが1月にリリースされることになった。観客動員数100万人突破、4週連続週末興行収入ランキングNo.1の大ヒット、全世界興行収入も300億円を突破し、全米でも5週連続No.1を記録した本作(※全て BOX OFFICE MOJO 調べ)。ノーラン監督が、7か国を舞台にIMAX(R)カメラを使い、時間が逆行する世界をリアルに描き出し、驚異のスケールで放つ極限のタイムサスペンス超大作として話題に。主人公”名もなき男”のミッションは、人類が信じ続けてきた“時間のルール”から脱出すること。時間に隠された衝撃の秘密を解き明かし、第3次世界大戦を防ごうとする。ノーラン監督作品では史上最高額となる約2億ドル以上の制作費をかけられ、逆再生を駆使しシームレスで繰り広げられる映像は、新感覚のエンターテイメント。数々の謎が随所に散りばめられ、何度も観ることでより深い理解を得らえる中毒性もありリピーターが続出。今回のブルーレイ&DVD、デジタル配信では日本語吹替版を初収録。ジョン・デイビッド・ワシントン演じる名もなき男の声を田村真、ロバート・パティンソン演じるニールの声を櫻井孝宏、ケネス・ブラナー演じるセイターの声を内田直哉が務める。名もなき男役/田村真劇場では残念ながら、日本語吹替版が上映されなかったので、ようやく世に出るかという喜びでいっぱいです。吹替版は原音を忠実に再現することを目指しました。声優たちの技術を集めて作りあげたものなので、ぜひそこに注目して、吹替版も字幕版も交互に観ていただきたいですね。ニール役/櫻井孝宏字幕版をご覧になられた方も、ぜひ吹替版を観ていただきたいなと思います。この作品は2回目の鑑賞が1回目となるような作品です。1回観ただけでは分からない部分もありますし、エンディングを見てスタートラインに立てるようなところがあるので、ぜひ皆さんのライブラリーにも加えていただき、繰り返し映画を楽しんでほしいです。さらにブルーレイ&DVDには、約84分にも及ぶ映像特典が収録されたボーナス・ディスクが付属。ノーラン監督やキャスト、スタッフが様々な角度から舞台裏を語る貴重な映像は必見となっている。『TENET テネット』は12月16日(水)よりダウンロード先行販売開始、2021年1月8日(金)ブルーレイ&DVD 発売・レンタル開始/デジタルレンタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TENET テネット 2020年9月18日より全国にて公開© 2020 W arner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved
2020年11月27日ケネス・ブラナー主演・監督の映画『ナイル殺人事件』とライアン・レイノルズ主演×ショーン・レヴィ監督『フリー・ガイ』が、アメリカ本国での公開延期にともない、日本公開も延期されることになった。10月23日から延期となり、12月18日に劇場公開を予定していた『ナイル殺人事件』は2021年に劇場公開予定。また、2021年1月8日(金)と発表されていた『フリー・ガイ』も2021年劇場公開予定となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2021年劇場公開予定©2020 20th Century Studios. All rights reservedフリー・ガイ 2021年劇場公開予定©2020 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2020年11月12日観客動員数は100万人を突破、国内週末興行収入では3週連続No.1を達成した『TENET テネット』。タイトルの「TENET」は、「N」を挟んで右から読んでも左から読んでも「TEN」の回文となっているが、明日10月10日(土)は「TEN」が2つ並んだ「テネットの日」…ということで、本作の“最重要シーン”を収めた本編映像の一部が解禁となった。元来、超秘密主義のクリストファー・ノーラン監督作品では、映画公開前にネタバレを避けるため予告映像以外に本編シーンが公開されたことは過去一度もない。しかし今回は、日本での超大ヒットを受けて特別に本編映像の初解禁が実現した。本作では主人公・名もなき男(ジョン・デイビッド・ワシントン)と相棒ニール(ロバート・パティンソン)の関係性、逆行と順行のパズル、「TENET」の本来の意味や回文書など、あらゆる所に秘密が隠されている特性から、その謎解きをゲーム感覚で体感する観客が急増!特筆すべきはリピーター数の多さで、「テネットを見に行く」=「テネる」という言葉が生まれるほど。何度も劇場に足を運んで独自に考察を深めたり、数多の考察記事を読んでからそれを確かめるべく劇場に足を運ぶなど、多くの観客がまさに“ノーランマジック”にハマり、“テネる現象”が広がり続けている。とはいえ、まだまだ多くの伏線や謎が隠され、何度観ても違った見方になる本作の謎を紐解くヒントは公式サイトでも公開されているところだ。今回解禁されたのはオペラ会場のシーン。大勢の罪のない人々が爆破テロに巻き込まれるのを阻止すべく、爆弾を処理する名もなき男に銃が突きつけられる。そんな彼の窮地を救ったのは、“時間を逆行する弾丸”…。去っていく男のナップザックに、五円玉のように穴が空いた硬貨の付いた赤いストラップが揺れる印象的なシーンだ。このストラップは重要なキーアイテムとなっており、全てが明らかになったときには誰もが驚愕すること必至。なお、明日10月10日「テネットの日」からは、劇場へ“順行チーム”&“逆行チーム”必須の先着数量限定入場者特典【テネるカード】を劇場配布開始。名もなき男(ジョン・デイビッド・ワシントン)の迫真のアクションシーン、激しい爆発の中で鋭い表情を見せるニール(ロバート・パティンソン)、酸素マスクをしたセイター(ケネス・ブラナー)や銃を構えるキャット(エリザベス・デビッキ)の姿など、各キャラクターの緊迫の瞬間を切り取ったスケール感溢れるビジュアル12種類に加え、シークレットカードも用意されている。『TENET テネット』は全国にて公開中(IMAX(R)/Dolby CinemaTM/4D同時公開)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TENET テネット 2020年9月18日より全国にて公開© 2020 W arner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved
2020年10月09日9月18日から封切られ、国内週末興行収入3週連続1位を達成、観客動員数は100万人を突破した『TENET テネット』が上映中だ。この度、謎を解くヒントが隠れた“最重要シーン”を収めた本編の一部映像が公開された。主人公・名もなき男と相棒ニールの関係性、逆行と順行のパズル、「TENET」の本来の意味や回文書など、あらゆるところに秘密が隠されている特性から、その謎解きをゲーム感覚で体感する観客が多く、リピーターを多く獲得している本作。何度も劇場に足を運んで、独自に考察を深めたり、数多の考察記事を読んでから、それを確かめるべく何度も劇場に足を運ぶなど、多くの観客が”ノーランマジック”にハマっている。公開されたシーンでは、大勢の罪のない人々が爆破テロに巻き込まれるのを阻止すべく、爆弾を処理する名もなき男(ジョン・デイビッド・ワシントン)に銃が突きつけられる。そんな彼の窮地を救ったのは、“時間を逆行する弾丸”だった……。去っていく男のショルダーバックの五円玉のような穴が空いた硬貨のついた赤いストラップが印象的なシーンだ。このストラップは重要なキーアイテムとなっているが、すべてが明らかになったときには、観客誰もが驚愕することだろう。元来、超秘密主義のクリストファー・ノーラン監督作品では、映画公開前にネタバレを避けるため、本編の一部しか予告映像で描かれることはなく、本編シーンも公開されたことは過去一度もない。しかし、日本でのヒットを受けて、特別に初解禁が実現した。タイトルの「TENET」は、「N」を挟んで、右から読んでも左から読んでも「TEN」の回文。明日10月10日(土)は、「TEN」がふたつ並ぶ「テネットの日」といえる。ということで、10月10日からは、劇場へ“順行チーム”&“逆行チーム”必須の先着数量限定入場者特典「テネるカード」を劇場配布開始する。名もなき男(ジョン・デイビッド・ワシントン)の迫真のアクションシーン、激しい爆発の中鋭い表情を見せるニール(ロバート・パティンソン)、酸素マスクをしたセイター(ケネス・ブラナー)や銃を構えるキャット(エリザベス・デビッキ)の姿など、各キャラクターの緊迫の瞬間を切り取ったスケール感溢れるビジュアル12種類に加え、シークレットカードも登場する。『TENET テネット』公開中
2020年10月09日『オリエント急行殺人事件』に引き続き、ケネス・ブラナーが“世界一の名探偵”ポアロを演じる最新作『ナイル殺人事件』より、本作の舞台となるナイル川クルーズの一部を写した場面写真が到着した。今作は、大富豪の美しき娘が新婚旅行中のクルーズ船内で殺され、これにポアロが挑むストーリー。容疑者は、結婚を祝うために集まった乗客全員で――。到着した場面写真では、ポアロの1ショット、風船が舞う豪華なホールでのダンスシーンや、ボートでの遊覧に興じる乗客たちの姿が写し出されており、気品と優雅さに満ち溢れたゴージャスな上流階級の生活が伺えるようだ。今回のカットでの注目は、新婚旅行中のガル・ガドット演じる美しき大富豪の娘リネットと、アーミー・ハマー演じる夫のサイモン。幸せそうで理想のカップルのように写るが、この船旅で悲劇が起こってしまう。容疑者は乗客全員、全員にリネット殺害の動機があるという…。楽しそうなクルーズの裏に、これから待ち受ける愛と嫉妬、そして欲望にまみれたミステリーの香りが早くも感じられそう。監督も務めるケネスは、本作について「この上なく華やかな舞台で、愛の威力にむしばまれていく様が描かれており、ポアロは富、権力、財産、影響力、魅惑、恋愛、豪華な衣服、高級なワイン、素晴らしい旅を目の当たりにするのです」と大スクリーンでこそ味わうべき非日常の世界が描かれていると言い、「観客はナイル川を下る旅を通して、エジプトの荘厳な輝きに飛び込み、心から楽しめることができると思っています」と没入感を体験することができるとも語っている。『ナイル殺人事件』は12月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2020年12月18日より全国にて公開
2020年10月07日