くらし情報『ファッション小噺vol.122 ブルーがとってもキュート『(500)日のサマー』』

ファッション小噺vol.122 ブルーがとってもキュート『(500)日のサマー』

ウエストできゅっとリボンを結ぶふんわりスカートのワンピースなど、女性なら一度は少女時代に身につけた記憶がるのではないでしょうか。

サマーはちょっとエキセントリックなのですが、子供らしいキュートさもありながら、小悪魔的でもある手強い女性。ここで、露出度の高い、ピタピタのL.A.ファッションに身を包んでいたら、きっと小悪魔というより悪女的な印象になっていたはず。この映画を「キュート!」と思えるのも、サマーが正しくヴィジュアル化されているおかげ。監督、お見事といった感じです。

さて、サマーを演じているズーイー・デシャネルは、これまで、“ヒロインのちょっと変わった女友達”という役どころが印象的だったのだけれど、今回の“ちょっと変わったヒロイン役”ですっかり人気者になりました。もともと、個性的なファッションで注目を集めている彼女でしたから、この映画を機にファッション・アイコンの地位をより確実なものにしたことでしょう。

可愛い映画ではあるものの、物語の方は決して甘いだけでなく、恋愛のビターな部分もしっかり描かれているのですが、ファッションだけはイノセントなムード(お相手のトム=主人公は、いつもスクールボーイっぽいファッションだし)。

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