仏の国民的俳優2人への演技指導とは?『ベル・エポックでもう一度』監督が明かす
と全面的に支持するアプローチを彼にしてみせた。一方、妻マリアンヌの言動は、演じるアルダンにとっては理解しがたい“鬼嫁”のような言動だったようだ。ブドス監督は、アルダンからは自身の役柄について「ひどい」と不満をこぼされたという。
それに対して、マリアンヌの“生みの親”であるブドス監督は「(マリアンヌは)意地悪ではない」と説明する。「ヴィクトルは平穏な人生を取り戻したいが、妻は死を恐れて現在を生きる」とマリアンヌのキャラクター性を丁寧に伝えることで撮影を続けることができたよう。名優たちを演出するにあたり、それぞれの現場での様子に応じて接し方や伝え方に配慮して製作を進めていったのだ。そんな監督の手腕を垣間見ることができるコメンタリー映像となっている。『ベル・エポックでもう一度』は6月12日(土)よりシネスイッチ銀座ほかにて公開。
(text:cinemacafe.net)
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ベル・エポックでもう一度 2021年6月12日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開
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