2021年8月11日 16:00
アラビアンミュージックにのせ、艶やかなダンスを舞う『モロッコ、彼女たちの朝』本編映像
アカデミー賞国際長編映画賞にて女性監督初のモロッコ代表作品に選ばれた『モロッコ、彼女たちの朝』。この度、艶やかなアラビアンダンスが披露される本編映像が解禁された。
この度解禁された本編映像は、異国情緒あふれるアラビアンミュージックにのせ、臨月のお腹を抱えたサミアが艶やかなダンスを披露するシーン。居候中のサミアが戸棚で偶然見つけたのは、アラブ音楽を代表する歌手ワルダのヒット曲「Batwanes Beek」のカセットテープ。
「最高に幸せよ あなたと一緒にいると」と歌うこの曲の歌詞を口ずさみながら、サミアは鏡に向かって肩を揺らし、髪をかき上げ、艶やかなダンスを楽しそうに踊る。そんな中、耳慣れた曲が流れていることに気がついたパン屋の娘、ワルダが現れ、「早く消して ママに怒られる」と告げる。娘に同じ名を付けるほど、歌手ワルダの音楽が大好きだったはずの母親アブラ。「パパが死んでから一度も聴いていない」。
それを聞いたサミアの顔には複雑な表情が浮かんでいた。
唯一無二の存在感を見せるサミア役のニスリン・エラディとともに、アブラ役にはルブナ・アザバルと、本作ではモロッコの人気俳優2人が共演している。