2021年8月13日 10:00
ロバート・パティンソン『THE BATMAN-ザ・バットマン-』2022年春、日本公開へ
のただならぬ表情、バットマンの秘密基地「バットケイブ」と思われる場所で、モニターを見つめ佇むバットマンの奥に控えるバットモービル、ブルース・ウェインが見つめる視線の先には一体何があるのか、謎が謎を呼びながらその一挙手一投足から目が離せないものとなっている。
さらにジョーカーのように、DCがこれまで描いてきた“悪”のカリスマ性を持った、悪役でありながら、人々の心を離さない魅力的なヴィランの登場を予感させている。
リーブス監督によると、本作はバットマン誕生の物語ではなく、若き日のバットマンを描いた作品。ヴィランたちもまたヴィランとして完全になる前の姿で、ミステリーの要素が色濃く、本作に影響を与えた作品としては、『チャイナタウン』(74)、『フレンチ・コネクション』(71)、『タクシードライバー』(76)に代表される、1970年代の“リアルなストリート”を題材にした作品を挙げており、『ジョーカー』が持っていたような、人々の心情に訴える雰囲気の作品になることを彷彿とさせている。
「DC展 スーパーヒーローの誕生」が開催中
なお、現在、六本木ヒルズ森タワー52階・東京シティビューでは9月5日(日)