2021年10月8日 18:00
『DIVOC-12』『偶然と想像』、様々な物語が一度に楽しめるオムニバス映画
と、不安定な時代にもがく人々をそれぞれ描写した。
『DIVOC-12』<三島監督チーム>
『偶然と想像』(12月17日公開/Reelにて同時オンライン公開)
「第71回ベルリン国際映画祭」コンペティション部門に出品され、審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞した濱口竜介監督の新作となる短編集『偶然と想像』。タイトルが示す通り、“偶然”と“想像”をテーマに、3話の物語で構成されている本作。濱口監督自身が『ハッピーアワー』のプロデューサー・高田聡と共に企画立ち上げを行い、2019年夏から約1年半をかけて製作。脚本は全て濱口監督自身が手掛け、『うたうひと』『ひかりの歌』の飯岡幸子が撮影を担当。
古川琴音、中島歩、玄理が出演し、親友同士の恋バナから始まる第一話『魔法(よりもっと不確か)』。落第させられた逆恨みから、男子学生(甲斐翔真)が芥川賞を受賞した大学教授(渋川清彦)を陥れようとする第二話『扉は開けたままで』。そして第三話『もう一度』は、久しぶりに再会した2人の女性、夏子(占部房子)とあや(河井青葉)を描いていく。
『偶然と想像』予告編
なお本作は、「ベルリン国際映画祭」の後も、海外映画祭への招待が続き、9月にハンガリーで開催された「第17回CineFestミシュコルツ国際映画祭」