麻生久美子が北村匠海の母役、杏&安田顕&大島優子ら『とんび』に出演
ヤスさん、アキラ親子を見つめるたえ子の佇まいは、街の雰囲気が自然に作り上げてくれました。
阿部さんとの共演も久しぶり、多彩な表情を見せるヤスさんを魅力的に作り上げていらっしゃいましたが、そんな中でも阿部さんが考案するコメディ部分が大好きです。
是非、ご覧ください。
・杏
大好きな重松さんの原作で瀬々監督と伺って、ぜひ出演させていただきたいと思いました。
私が演じたのは、自分が幼児だった頃の時代、勢いがある色濃い時代の都会の女性。懐かしい衣装やメイクがとても新鮮でした。
東京で生まれ育ち、備後のあらあらしい海に良く似た豪気な方々の勢いに気圧されながらも、どこか憧れと郷愁を感じ、惹かれていく気持ちは、実際の場所に行けたことでより身近に感じられました。
阿部さんとは以前共演させていただいたこともあり、とても気さくに話しかけてくださって嬉しかったです。
北村さんとは割と年齢が離れているので、最初夫婦と聞いて驚きましたが、とても落ち着かれていて安心感がありました。
完成した作品を見て、時代を超えて何度もぶつかり合い、支え合い、交差しあう人間の愛のドラマに、何度も涙が流れました。
昭和というパワフルで彩り豊かな時代、今は少なくなってしまった人の距離感があります。