名女優の知られざる素顔に迫るドキュメンタリー『オードリー・ヘプバーン』5月公開
そして後年は、ユニセフ国際親善大使として自身の名声を善のために尽くし、ようやく心穏やかに過ごす方法を見出す。最初は戦争の犠牲者として動き出した人生を、のちには慈善活動を通して大勢の人たちに癒しと救済をもたらしたことで、オードリーは自分の力で満ち足りた人生を送ることができたのだった。
本作では貴重なアーカイブ映像、リチャード・ドレイファスやピーター・ボクダノヴィッチ監督ら俳優時代の仲間、そして息子や孫、家族ぐるみの友人など、オードリーのプライベートに迫るインタビュー映像をふんだんに盛り込み、その生涯をもって愛情と寛容の力を証明して見せた、極めて特別なひとりの女性を鮮やかにスクリーンによみがえらせる。
監督:ヘレナ・コーンからのコメント
私がこの映画を作りたかったのは、オードリーは英雄だと思ったからです。当然のことですが、彼女はその美しさやファッションによって記憶されています。しかしまだ深く堀り下げられていないオードリーの別の一面があります。彼女は人生における大きな悲劇やトラウマを抱えていましたが、常にそれをより良いものへ、そしてより美しいものへと変えることができました。彼女は恐怖や憎しみに溢れる世界で愛の重要性のために立ち上がり、今でも何らかの形で戦い続けています。