スピルバーグ監督「今この物語を語りたかった」『ウエスト・サイド・ストーリー』に込めた思い
先日発表された第79回ゴールデン・グローブ賞ではミュージカル・コメディ部門作品賞を含む主要3部門で受賞を果たした『ウエスト・サイド・ストーリー』。本作で描かれる物語は1957年にブロードウェイ・ミュージカルとして誕生し、1961年に映画化、以来60年以上に渡り人々を魅了してきた。本作で監督を務めたスティーヴン・スピルバーグは、この物語が当時以上に分断される“今”を描いた物語であると語っている。
1950年代のニューヨーク、ウエスト・サイドを舞台に、移民同士で対立する若者の間に生まれた激しく燃え上がるような“愛”の物語。ブロードウェイ・ミュージカルでの舞台以降、1961年に公開された映画『ウエスト・サイド物語』をはじめ、日本でも「宝塚歌劇団」や「劇団四季」といった大手劇団によって公演されるなど、伝説のミュージカルとして世界中で長年に渡り親しまれている。
そんな物語を、監督キャリア史上初めてのミュージカル映画として手掛けたスピルバーグは「この物語は何十年もの間ずっと観客を魅了し続けていますが、その理由はこれが単にラブストーリーであるだけでなく、“愛は偏見や狭量に勝るものである”という核の部分にあり、その価値観は時代が経過しても決してすたれるものではありません」と、色褪せることのない本作の“愛”についての想いを語る。
そして本作では、“禁断の愛”の始まりを歌う「Tonight」や、“きっとどこかに私たちの居場所がある”というメッセージが込められた「Somewhere」など、物語の中で“愛”が様々な名曲とともに紡がれる。スピルバーグ監督は「レナード・バーンスタインとスティーブン・ソンドハイムの曲のおかげで、悲しみや憎しみを感じながらも、愛がそれを凌ぐという感覚がそこにはあります。
だから絶対に諦めないでほしい!だからこそ私は今この物語を語りたかったのです。あの当時以上に、今を描いている作品なのですから」と、色褪せない“愛”が楽曲を通しても伝わってくること、さらに当時以上に分断される“今”を描いたものであると、現代を生きる人々に向けて想いを告白した。
また、劇中で「Tonight」や「I Feel Pretty」などを披露したマリア役のレイチェル・ゼグラーは「私たちの素晴らしいボーカル・コーチが、常に私たちに楽曲の歌詞が表現しているものがなにかを思い出させてくれました。私たちは、最高の方法で歌に磨きをかけて、最高のアドバイスをもらいました。すべてのことが最高でした」と、スピルバーグも絶賛の“歌詞”を意識して歌い、最高の仕上がりとなったことを明かしている。
『ウエスト・サイド・ストーリー』は2月11日(祝・金)は全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)
■関連作品:
ウエスト・サイド・ストーリー 2022年2月11日より全国にて公開
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