ベルリンで初受賞、嵐莉菜&奥平大兼『マイスモールランド』ドラマ版がTV放送へ
第72回ベルリン国際映画祭にて日本作品で初めてアムネスティ国際映画賞・特別表彰を授与された映画『マイスモールランド』のテレビドラマ版が、映画の公開に先駆けNHK BS1にて放送されることになった。
“国を持たない世界最大の民族”クルド人。トルコからシリア、イラク、イランにかけて国境を越えて広く暮らすこの民族は、差別や迫害などによりふるさとを追われている。クルド人は日本に2,000人以上、その多くが埼玉県に住み生活をしているが、難民として認められず、いつ強制退去を命じられるか分からない、不安な毎日を送っている。
今作は、日本で育ったクルド人の女子高校生サーリャ(嵐莉菜)の姿を通して、自分が何人であるのか? というアイデンティティーへの思いと、日本で暮らし続けることの「困難」や「葛藤」を浮き彫りにしていく。心を開く日本人の少年・聡太(奥平大兼)との交流と未来への希望が、社会によって分断される青春ドラマ。
是枝裕和監督率いる映像制作者集団「分福」の気鋭の新人・川和田恵真監督による映画『マイスモールランド』を、前後編のテレビドラマ版として放送する。
キャスト、監督よりコメント到着「地続きにある現実を知ってもらう機会に」