くらし情報『「毛色の違う女性キャラクターを」大九明子監督の演出が光る『ウェディング・ハイ』』

2022年3月27日 13:00

「毛色の違う女性キャラクターを」大九明子監督の演出が光る『ウェディング・ハイ』

「毛色の違う女性キャラクターを」大九明子監督の演出が光る『ウェディング・ハイ』

また、『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』で大九監督と組んできた片桐はいり演じる新婦の恩師は、大九監督の希望で脚本に追加されたキャラクター。監督は「自己実現に忙しい男性たちの中に、毛色の違う女性キャラクターとしての片桐はいりさんの役を書き下ろしてもらいました」と明かし、新婦の幸せを真っ直ぐに願う素敵なキャラクターが誕生した。


「毛色の違う女性キャラクターを」大九明子監督の演出が光る『ウェディング・ハイ』

▼役者のポテンシャルを最大限に引き出す

「画面に映るものすべてを面白くしたい」と語る大九監督。事前にカット割りはほとんど決めず、撮影で俳優が面白い芝居をしたら、すかさずそれをカメラに収めていくスタイルをとっている。本作でも、振り切った演技を見せた岩田さんのポテンシャルを引き出しているが、彼が活躍する後半の怒涛の伏線回収でも、やりすぎないギリギリの笑いのバランスを保っている。
「毛色の違う女性キャラクターを」大九明子監督の演出が光る『ウェディング・ハイ』

さらに、関水さん演じる新婦・遥に関しては、街でばったり大輔(前野朋哉/岩田さん演じる元カレ・裕也の親友)と会うシーンで早口で軽やかな嘘をつく関水さんの演技を受け、天真爛漫な中にも芯の強さを持つ新婦のキャラクター像が作られていった。


「毛色の違う女性キャラクターを」大九明子監督の演出が光る『ウェディング・ハイ』

▼結婚礼賛に終わらないウェディング・エンターテインメント

監督が「ウェディングという日常の隣にあるようなものが舞台の映画ですから、不用意に観た人を傷つけることがあってはならないと思いました。


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