2022年4月3日 18:00
“コーダ”の子どもたちを日本人監督が追うドキュメンタリー映画『私だけ聴こえる』公開決定
という悩みを抱えながら出産に向かう――。
メインビジュアルでは、主人公ナイラの横顔を基調に、手や耳のイラストを加えて、他者と繋がりが象徴的に描かれている。「私はずっとろうになりたかった」というナイラの言葉と共に、まだ広く知られていないコーダの世界を表現し、社会に知らせていく。
監督は、“社会の周縁に生きる人々の知られざる物語”をテーマに映像作品を制作してきた松井至。本作は2016年、「TokyoDocs」にて最優秀企画賞を受賞。その後取材を続け、2021年に北米最大のドキュメンタリー映画祭「HotDocs」に選出、現在、世界各国で上映を行っている。
音のない世界と聴こえる世界のあいだで居場所を失い、揺らぎながらも自らを語り、成長していく子どもたちの姿からコーダの知られざる物語を綴る本作。コーダの少女を主人公にした『コーダ あいのうた』もアカデミー賞作品賞を受賞し、話題となっている。
『私だけ聴こえる』は5月28日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)
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