2022年7月24日 14:00
1話10分の短編だからこそ描けた“本来のベイマックス”とは?「ベイマックス!」
それは、違うギアを入れるようだった」というクリエイターのドン・ホールは、計画的に進められる現場は「オリジナルの脚本を書くのに、限られた時間しかなかった。こういう限界があることで、ストーリー作りにもっとフォーカスすることになった」とこの製作方法に手ごたえを感じているそう。その結果、曖昧さがなく、ブレもなく、ただただ目の前の人を助けようとする本来のベイマックスが描かれた。
戦闘力も戦闘意識もゼロの純粋無垢で優し過ぎる性格で、傷ついた人の心とカラダを守ることをプログラムされているベイマックス。そんなベイマックスのお助けヒーローとしての姿が、1話10分で描かれる本作。
プロデューサーのロイ・コンリは「その時間内で語れるストーリーの量はすごかった。どれだけのことが出来るかというストーリーテリングの観点から言っても、本当に僕は驚いた」とコメント。本来の機能を発揮し、人々と交流するベイマックスが、この10分に詰まっているという。
さらに「始まり、真ん中、最後と、すべてがある。感情的なアーク(全体にわたる変化)を経験できる。素晴らしいコメディのアークはもちろん、少しのアクションも経験できる」と語っている。