アルモドバル監督、ペネロペ・クルスは「芸術的な家族の一員」『パラレル・マザーズ』
ペドロ・アルモドバル監督が主演にペネロペ・クルスを迎えた最新作『パラレル・マザーズ』。今回で7度目のタッグとなるアルモドバル監督と主演ペネロペのコメントとメイキング写真が解禁となった。
『ライブ・フレッシュ』(1997)以来、実に7度目のタッグとなった2人。監督はペネロペの印象について、「彼女のデビュー作品『ハモンハモン』をみて、「一緒に仕事をしたい」と思ったのを覚えています。彼女は優れたコメディアンでありながら、痛みや感情についてとても深く理解しており、実力があります。私の仕事のやり方にもすぐに適応してくれました」と回顧。
一方でペネロペは、両親が持っていたビデオテープでアルモドバル監督の映画を観てファンになり、以後、アルモドバルとタッグを組み続けている。「彼はいつも、私がそれまでにやったことのない新たな題材に挑戦させてくれてチャンスを開いてくれました。
そして彼は、私の演技を事前にイメージ出来るようで、そのことにとても感謝しています」と、7回目の共同作業となるいまでは、“阿吽の呼吸”で意思疎通が図れることを明かした。
「今後の二人のコラボレーションは?」の質問に、監督は笑いながら「彼女は私の作品すべてに出演したいと言っていて、もちろんペネロペには全作品に出てもらいたいが、まだ脚本を書いていないものもあります。