2022年10月11日 16:00
岸井ゆきの「二度とできない作品」釜山トークショーで熱い想い語る
と印象的なエピソードを披露。
岸井さんは「映画のためというよりか、自分自身がいかに強くなれるか、を考えてずっとやっていました。この映画をやり遂げられなかったら、俳優でいるのは難しいと思うくらい、必死で日々練習に臨んでいました」と付け足した。
そして、映画が本当に好きだと話す岸井さんは「16mmフィルムで撮るということを知って、映画の撮影中にしか聞くことができないカラカラというフィルムの音を聞けるんだと思い、もう全てをここにかけるしかないんだという気持ちになりました。三宅監督と一緒に映画を撮るということ、16mmフィルムで撮るということ、そしてそのために集まってくれるスタッフの皆さんがいて、この映画を作ることができました。私はベルリン国際映画祭も他の映画祭も参加が叶わなかったので、この釜山が初めての映画祭となり、この映画を観た方とコミュニケーションとれる良い機会となりました。いま皆さんの表情を見て、この映画を観て何か感じて頂けたんだなということを思い、とても嬉しいです」と世界へ届けることができたことへの喜びを語っていた。
『ケイコ 目を澄ませて』は12月16日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。