2022年10月18日 19:00
アメリカン・ドキュメンタリーの金字塔!聖書を売り歩く『セールスマン』劇場初公開
雪深いボストンから湿度の高いフロリダまで旅をするポール、チャーリー、ジェームズ、レイモンドの4人のセールスマンの姿を追い、アメリカの夢と幻滅を鮮烈に映し出す。
ダイレクトシネマの旗手――メイズルス兄弟のマスターピースが日本上陸
ドキュメンタリー映画の潮流“ダイレクトシネマ”を牽引した兄弟アルバート&デヴィッド・メイズルスは、『グレイ・ガーデンズ』『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』など数多くの名作を残し、映画史にその名を刻んだ。アルバートは撮影監督としてオムニバス映画『パリところどころ』のジャン=リュック・ゴダール監督篇に参加。ゴダールは彼を「アメリカ最高のカメラマン」と評した。
アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス監督
1987年に弟のデヴィッドが死去。アルバートはその後も単独でドキュメンタリー映画を撮り続け、監督・撮影を務めた『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』(14)は2016年に日本でも劇場公開された。アルバートは2015年に死去。彼らは30本以上の映画を製作し、その多くは、芸術、アーティスト、ミュージシャンに焦点を当てたものだった。
そんなメイズルス兄弟の代表作である本作は、独自の観察スタイルでノンフィクションの世界に革命を起こした。