2022年10月26日 18:30
稲垣吾郎「チャーミングに感じられる作品」今泉力哉監督と舞台挨拶に登場
と答えた。
また、今泉監督らしい言葉が散りばめられている本作。そういった言葉が生まれる理由について今泉監督は「自分が感じていることを書くことが多いです。映画のセリフは決め台詞にすると現実世界からかけ離れてしまいます。それは避けたいので、普段使っている言葉で書くことは意識しました。ただ、今回の場合は、茂巳の役が小説家なので、しゃべり言葉と文語的な言葉が混ざっていても成立するのかなとは思っていました」と解説。さらに「稲垣さんのこれまでの経験、人生が役にのった気がしています」と稲垣さんが話すことでセリフが説得力を増したという。
一方稲垣さんは「もし僕が結婚して妻が浮気をしていたら、ショックはショックだと思います。
でも、その場でうまく感情表現ができないかもしれません。どのくらい落ち込んだらいいのか、どのくらい怒ればいいのか、ある種の“線”を考えてしまう自分がいると思います」と想像しながら、「人の価値観はそれぞれだけど、(映画では)いろいろな登場人物が幸せになろうとしています。自分で言うのもなんだけど、彼らがとてもチャーミングに感じられる作品です」と語った。
そして「パブリックイメージやこんな風に演じてほしいというイメージにあてて書くあて書きではなく、素の僕にあてて書かれているように感じました」