自由と孤独の果てに…路上にたたずむ“モナ”の姿とらえる『冬の旅』第二弾ビジュアル解禁
親指を立てて道路脇に佇むモナの、遠くを見据えるような表情が印象的だ。
併せて、ヴァルダに魅了され、彼女の作品を愛する著名人からのコメントも解禁。コラムニストの山崎まどかは「『冬の旅』は永遠に新しく、鮮烈で、観る者の胸に切実に訴えかける」と寄せ、作家の松田青子は「この理不尽で不条理な現代社会の中で、あきらめない、我慢できない女性の心には、モナがいる。自由を希求する彼女の不屈の魂は、永遠に生きている」とコメント。
映画執筆家の児玉美月は「ヴァルダがもたらした〈変革〉は、これからもたゆむことなく引き継がれてゆくに違いない」、映画研究者/明治学院大学教授の斉藤綾子は「ヴァルダが遺してくれた奇跡のようなモナの姿は、その悲惨な生と死を超えて、私たちの記憶の中で永遠に力強く生き続ける」と、初公開から30年以上経ったいまなお、観客の胸を打つ作品であることに言及した。また、シアター・イメージフォーラムではトークイベントの開催が決定。初日11月5日(土)11時25分の回上映後に斉藤綾子が、11月6日(日)13時50分の回には山崎まどかが登壇する。詳細はシアター・イメージフォーラム公式サイトにて。
『冬の旅』は11月5日(土)