2022年10月31日 17:30
ジョン・デヴィッド・ワシントン「人間のつながりは、とてもパワフル」『アムステルダム』を支える愛と信頼を語る
ここではみんながお互いを応援しているとわかっていたから、自分のキャラクターや、キャラクターのモチベーションについての質問への答えを探すのが、簡単で、楽しいことになるんです」。
ジョン・デヴィッドが演じたハロルドは、第一次世界大戦に従軍し、負傷して帰還したアフリカ系アメリカ人の1兵士だ。「僕はまず当時のアフリカ系アメリカ人はどんな感じだのだろうと考え始めたんです。第二次世界大戦ほどには第一次世界大戦のことを知らなかったし、復員軍人であるというのはどういうことなのかを調べること、人種的分析は一旦脇において、1918年に母国のために戦うアメリカ人について調べること、そして他国からアメリカ人がどう見られていたのか、アメリカと他国との関係はどうだったのかというグローバルな感覚を学ぶことは、とてもエキサイティングでした」と、本作の背景から役作りを考えていったと明かす。
監督は「キャラクターたちの温かさと真実味を伝えようとしている」
そんなジョン・デヴィッドに対し、監督は「僕が演じようとしている役柄とか他の登場人物との関係性について、とても具体的に示してくれました」という。「彼はものすごく情熱的で、特にこういう物語の解釈に関しては、彼の世界が広く開かれていること、選択肢が無限にあるということを僕らに理解させてくれるんです。