2022年11月7日 20:30
「東京フィルメックス」工藤将亮監督『遠いところ』が観客賞、ペ・ドゥナ出演作も受賞
アジアを中心に世界から新進気鋭の監督たちの作品を集めた国際映画祭「第23回東京フィルメックス」の受賞結果が発表。最優秀作品はマクバル・ムバラク監督『自叙伝』、日本作品の『遠いところ』(監督:工藤将亮)が観客賞に選ばれた。
東京フィルメックス・コンペティション9本、特別招待作品4本、メイド・イン・ジャパン部門2本、ツァイ・ミンリャン監督デビュー30周年記念特集3本が上映された本映画祭。
11月5日(土)に有楽町朝日ホールにて行われた授賞式では、最初に発表される「観客賞」の紹介の冒頭、プログラムディレクターの神谷直希が登壇。「今年の開催に関わってくれた全ての方へ、改めて御礼申し上げます」と挨拶。財政的に苦しい状況の中、クラウドファンディングなど様々な形での協力を得て開催できた第23回について、改めて感謝の気持ちを伝えた。
観客賞『遠いところ』の受賞に、登壇した工藤監督は「すごく才能ある監督が集まるコンぺティションに選んでくれて、素晴らしい作品と競えて、光栄だった。そんな中で、観客賞をいただけてとても嬉しい。この映画の何が見どころかと言われると、俳優陣の演技だと思う。心から作品の力を、作品の内容を信じてくれてた俳優陣に感謝します。