くらし情報『【ネタバレあり】「キャシアン・アンドー」11話:母の死からドラマは収束に向かう』

2022年11月20日 11:00

【ネタバレあり】「キャシアン・アンドー」11話:母の死からドラマは収束に向かう



例えば「マンダロリアン」は“ザ・チャイルド”ことグローグーや、実写のアソーカ・タノ、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』後のルークなど、ズルいほどの設定やとっておきの隠し球のような仕掛けが随所にあり、それを一ファンとして楽しんだが、「キャシアン・アンドー」はまたひと味違う。

次回最終話の中心となるフェリックスでのマーヴァの葬儀に向け、主要人物が続々と集まってくる展開や、ルーセンとソウの損得だけを考えた駆け引きの緊迫感などはやはりスパイ・スリラーといった感じ。その一方、ナーキーナ5で現地の猟師たちの網に捕まったキャシアンとメルシ(ダンカン・パウ)が「待ってくれ。話し合おう」と請う姿はまるでハン・ソロのよう。魚が獲れなくなったのは帝国のせい、何もかも帝国のせいだと話しているうちに、猟師たちはなぜか解放してくれ、船でニアモスまで送ってくれた。こうした必死さのなかの緩さも「スター・ウォーズ」だ。

【ネタバレあり】「キャシアン・アンドー」11話:母の死からドラマは収束に向かう

何より、『ローグ・ワン』でジン・アーソを迎えに行ったり、スカリフの地上部隊を任されたりとキャシアンが厚い信頼を置いていた数少ない人物だったであろうメルシ軍曹とこんなふうに出会って、手を取り合って生き延びてきたのだと思えば、なかなか胸アツ。

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