2022年12月30日 14:00
カラフルでモダン!大映ヒロインを紐解く初の画集「大映映画おしゃれ手帖」発売
今回、大映の名作・計17本を華麗に紹介したワクワクが伝わるこの1冊から、映画の魅力が溢れ出すページを一部抜粋。4K版が上映される、日本版『パラサイト』とも称された若尾文子主演の『しとやかな獣』と、本映画祭のために初4K化された山本富士子主演の『夜の河』を取り上げたページが到着した。
永川さんは「映画の楽しみ方は人それぞれ! 大映映画80周年の年に観た『大映映画の中の"ステキ"』をワクワクしながら一気に描き下ろしたイラストコラム集です。今こそ取り入れたいと思えるスタイルのヒントがここにある気がします」とコメントを寄せている。
『夜の河』©KADOKAWA1956
「大映」とは?
1942年に創立した映画会社。戦時下に新興キネマ、大都映画、日活製作部門を統合してつくられた。溝口健二、伊藤大輔、市川崑、三隅研次、池広一夫、増村保造など日本映画を代表する錚々たる巨匠・名匠の作品を数多く製作。国内外に大きな影響を与えた。
また、京マチ子、市川雷蔵、山本富士子、若尾文子、勝新太郎など数多の名だたる映画スターを輩出したほか、田中絹代、香川京子、岸恵子、仲代達矢など他社専属やフリーの俳優を起用し多くの名作を世に出した。