『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』ショーン・ベイカー監督の最新作となる『レッド・ロケット』から、ご都合主義で薄っぺらい、口先だけの主人公マイキーが就職活動に意欲を見せるコミカルな本編映像が解禁となった。
A24が北米配給、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映され、ショーン・ベイカーの新境地であると大きな話題を呼んだ本作は、口先だけの元ポルノスターを主役に社会の片隅で生きる人々を鮮やかに描いた、ひとクセありのヒューマンドラマ。

この度解禁となったのは、一文なしになって転がり込んだ妻の実家で「ここにいたければ家賃を払え」と請求されたマイキーが街に繰り出し、なんとか職を得ようと苦戦する場面を切り取った本編映像。
意気込んだマイキーは近所のディスカウントショップや飲食店に片っ端から応募するが、17年間ロサンゼルスでポルノビデオに出演していた彼の履歴書には、一般的に“職歴”と呼べるものがない。そんな状況でも最初は事情を隠しあれこれ理由を付けて、人当たりの良さと得意のマシンガントークで面接を突破しようとするが、採用担当者には通用せず、次第に雲行きが怪しくなってくる、という場面。