永山絢斗インタビュー 「“分かってることなんて何ひとつない”って感じですね」
この時期って、仲間がいて、友情とか恋愛とか部活もあって、その上で映画では、オニツカがひとりで自分の行く末についてあれこれ考える様子が描かれてて、それがすごく良かったですね」。
当然ながら、ソフトボールのシーンの練習もあったわけだが、永山さんの腕前は?
「僕、野球は本当に苦手で、元々うまくないんです。だから練習に入る前はすごく不安でした。1回目の練習に行ってみたら、何とかボールを捕れることは捕れる。それはすごくホッとして、でも、打撃は難しくて…。最初にボールがバットにかすったときはすごく嬉しかったのを覚えてます。やっぱりみんなでやると楽しいし、練習後にみんなでご飯に行ったりもして。その上で、現場に入れたのはすごく大きかったと思います。
同年代の俳優同士なので、現場でもワイワイ楽しくやれたし。でも、部員たちがすごくはしゃぐシーンで、本番前にみんなではしゃぎ過ぎて本番でテンションが上がらず、監督に怒られたことはありましたね(笑)」。
ちなみに、永山さん自身、オニツカと同じ高校三年生の夏はどんなことを考えて過ごしていたのか?そう尋ねると、少し照れくさそうに数年前の記憶を手繰り寄せてくれた。「何か、すごい時間の流れ方をしてたんだなと思いますね。