永山絢斗インタビュー 「“分かってることなんて何ひとつない”って感じですね」
あんまり覚えていないんですが、頭の中がとにかく忙しかった気がします。車の免許取らなきゃとか、もうすぐ成人になってしまう、とか…いやぁ、18ってすごい年ですよね。どこか中途半端で、考え過ぎて忙しい(笑)」。
オニツカは料理人になるという夢を持っているが、永山さんも、俳優という仕事を考えるようになったのはこの時期?
「これがきっかけで、ということがあったわけではないんですが、頻繁にそういうことは思ってましたね。ただ、いまだに考えてます、俳優という仕事について。ひとつの現場終わるごとにあれこれ思い悩んで、へこんで…でも、だからこそ『次やろう』って考えて。現場に入る前も、あれこれ考え過ぎてすごく辛かったりしますね…。不思議な仕事ですねぇ…(笑)」。
毎作品、役柄にあまりにハマっているため、役柄の性格が素の永山さんのように錯覚してしまいそうになるが、実際の永山さんはどのような性格なのだろうか?
「うーん…気分屋ですね。マイペースでだらしなくて、怠け者で…って何かダメなことばかりですね(苦笑)。でも、役に入るときってやっぱり自分の持ってる気持ちと近い感情を想像して、近づいていく感じなので、どの役柄も僕の中にある感情だとは思います」。