桃井が喝! 日本作品初の優秀賞該当作ナシでショートショート閉幕
(Photo:cinemacafe.net)
東京・渋谷区ほかで開催されていたショートフィルムの祭典「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010」のアワードセレモニーが6月20日(日)、東京・渋谷区の明治神宮内神宮会館で行われ、コンペティション対象作品31か国62作品からグランプリにオランダ作品「Vera/ミュージアムとショコラ」を選出し、閉幕した。
本作は、インターナショナル部門の優秀賞とW受賞で、グランプリ作品の副賞として、来年の米国アカデミー賞短編部門ノミネートの候補作品に加えられる。コンペ対象のインターナショナルのほか、アジアインターナショナル部門、ジャパン部門の3部門からそれぞれ優秀賞1作が選出されるが、今回、ジャパン部門の優秀賞は2005年の創設以来初めて「該当作品なし」とされ、特別に奨励賞が設けられ、「A Sweet chamber music/家族のしらべ」(山本亜希監督)が選ばれた。
W受賞のトマス・コルタレス・アルテス監督は帰国しており欠席。代わって出席した主演でベルギー出身の女優、ビェン・ペ・モアーは「人生は本当に驚くことが起こるものだわ。昨日の夕方、初めての日本に着いたばかりですが、美しく温かい日本が大好きになりました」