北野武監督『首』5分間のスタンディングオベーションに、西島秀俊も「感動しています」
北野監督は『アウトレイジ』以来13年ぶりのカンヌということもあり、貫禄たっぷりに堂々と歩き、「キタノー!」という熱狂的なファンの歓声に手を振る姿も。そしてカンヌ国際映画祭代表のティエリー・フレモー氏とカンヌの地での再会を喜び合っていた。
その後、ドビュッシー劇場にて、日本実写作品として初の選出となる「カンヌ・プレミア」部門としての公式上映、世界最速上映となるワールドプレミアが開催。公式上映のチケットは発売とともに即完売し、場内には1,068席を埋め尽くす超満員が駆けつけ、改めて本作への期待の高さがうかがえた。
約141分に及ぶ本作も終盤、エンドロールに北野監督の名前がスクリーンに映し出されるやいなや、早くも場内からは惜しみない拍手と歓声が巻き起こり、上映が終了すると観客による約5分にも及ぶスタンディングオベーションが贈られた。異様な熱気に包まれた会場と、観客の熱量に感謝しながら、北野監督は「今度はもっと良い作品作ってまた来ます」と照れくさそうにコメント。
観客からは「とても面白かった。笑えました。こういう北野武のユーモアはとても好きです。本当に映画、最高でした」といった熱いコメントも届いていた。