生田斗真&尾野真千子、満開のひまわり畑に佇む『渇水』場面写真
生田斗真主演『渇水』より場面写真が解禁された。
第70回文學界新人賞受賞、第103回芥川賞候補となり注目された河林満による同名小説を映画化した本作は、生田斗真演じる孤独を抱えた水道局員・岩切俊作と、たった2人残された幼い姉妹の出会いから、生きることへの希望を描く珠玉のヒューマンドラマ。
この度、解禁された場面写真は、生田さん演じる主人公・岩切が、息子とともに実家に帰ってしまった妻・和美(尾野真千子)と訪れるひまわり畑でのワンシーンを切り取ったもの。
自身の親との関係性から息子への愛情表現が分からなくなってしまった岩切に寄り添おうとしていた和美だったが、岩切は和美と向き合うこともうまくできずに2人の間には深い溝ができてしまう。そんな夫婦のすれ違いが、ひまわり畑という独特なロケーションで描かれており、本編の中でも印象的なシーンとなっている。
この象徴的なシーンを撮影するにあたり、高橋正弥監督は「渇いた地域で働く設定の岩切と対比して、和美の地域は潤っていて、水が行き届いており、花が開いているという画をつくりたかった」と、脚本の段階から大切なシーンとして構想していたことを明かす。
また、「太陽と水、全てを表現できる花がひまわりであったので、やはり、ひまわりがよかった。