「『バービー』にも共通する女性の苦悩や心の解放」が描かれる『エリザベート 1878』トークイベント
と語り、主演のヴィッキー・クリープスとマリー・クロイツァー監督も40代前後であることに触れ、「40代特有の生々しさが良い意味で出ている」と指摘した。
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さらに2023年のオーストリア映画賞や、ノースダコタ映画批評家協会賞、第35回シカゴ映画批評家協会賞で衣装デザイン賞にノミネートされるなど、高く評価された本作の衣装について軍地さんは、肖像画にも描かれているエリザベートのドレスなどの再現度の高さや、彼女が「ファッションの祖」といわれる所以について解説し、「相当なリサーチを重ねた、ディテールにこだわっている作品」と絶賛。
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そして、エリザベートの魅力について軍地さんは、「ファッション、美容、旅行、占い好き…ファッション雑誌にあるコンテンツが、すべてエリザベートに詰まっている!」と語り、会場が笑いに包まれるひと幕も。
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さらに「エリザベートは女性のすべてを持っていた。そのために苦しんだ。女性の苦悩と煌びやかなものの両面を持っていたからこそ、現代でも私たちを惹きつけるのはないか」とコメント。また、長谷川さんは「自由と死が彼女のテーマ。自由との戦いをずっとしていた人」と話し、現代でも絶えることのないエリザベートの人気の理由を紐解いた。