2025年前期朝ドラ、やなせたかし夫婦がモデル!「あんぱん」制作決定
お腹をすかせて弱っている人に自分の頭をかじらせて元気にするヒーローです。
初めは「自分の頭を食べさせるなんてグロテスク」とか「太っていてカッコわるい」と、まるで人気がなかったアンパンマンですが、たった一人、暢さんだけは応援し続けたのです。
最後に、とても個人的な打ち明け話をします。
アンパンマンが誕生するずっと前、小学生の私は、やなせさんと文通をしていました。『愛する歌』という詩集に感動して手紙を送ったところ、すぐにお返事をくださったのです。何度かお目にかかったこともあります。やなせさんはいつもやさしい笑顔を浮かべ、「元気ですか? お腹はすいていませんか?」と声をかけてくれました。
戦後80年、放送開始から100年目にあたる2025年、連続テレビ小説で、のぶと嵩のお話を書かせていただけることに、今、私は幼い頃のように胸を高鳴らせています。
ドキンドキンと――
<制作にあたって 制作統括・倉崎憲 チーフプロデューサーコメント>
ここ数年ほどアンパンマンのテーマ曲を無意識に口ずさむ頻度が増えました。
「なにが君のしあわせ なにをしてよろこぶ わからないままおわる そんなのはいやだ!」
人生百年時代と言われ、大人になればなるほど生き方に悩み、この歌詞が身に染みるのです。