2023年11月19日 13:00
若葉竜也が撮影した杉咲花の笑顔…『市子』人物像に迫るアザービジュアル6種
と市子として幸せな時間を過ごしたことを明かしている。
一方で、空を見上げ、市子の生命力を感じさせる表情や、暑い夏の日の汗をぬぐう姿など、市子の底知れなさを窺わせるビジュアル、部屋の隅で座る市子、長谷川と暮らす部屋の窓から外を見ている市子の背中のカットなども含めた4枚は、彼女が何を思って生きてきたのか、どんな半生を送ってきたのか、観る者の想像を越えた孤独や空虚さを伝え、その表情だけでなく、空気感も掴みどころのない危うい市子の“存在感”を醸し出している。
そんな市子について杉咲さんは、「(演じていても)自分でもわからない感覚が重要でした。市子が自分に近づいてきてくれたと感じた次の瞬間には、離れていってしまう。それがとても怖くもあり、体感した出来事を本当のものとして信じられる瞬間でもありました。その繰り返しが『市子』という映画だったと思います」とふり返り、「役をわかった気になってはいけない」と常々考えるという杉咲さんでさえ、市子という存在に翻弄されていたようだ。
『市子』は12月8日(金)よりテアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)
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市子 2023年12月8日よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開
©2023 映画「市子」製作委員会
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