くらし情報『中米ニカラグア初の女性監督映画『マリア 怒りの娘』公開決定』

2023年11月24日 13:00

中米ニカラグア初の女性監督映画『マリア 怒りの娘』公開決定

長編デビューとなった本作では、ニカラグアの首都マナグアに存在する国家最大級のゴミ捨て場ラ・チュレカを舞台に、ある日突然母の不在に直面する少女マリアの姿をリアリスティックに、そして内なる世界を幻想的に交えながら描き出す。

ニカラグアの美しい風景と、それとは対照的なゴミ集積場を映す静謐で美しいカメラワークに加え、楽曲は、映画『燃ゆる女の肖像』で知られるフランスのパラ・ワンが担当し、マリアが置かれる現実と内面の動きにエモーショナルに寄り添う。

中米ニカラグア初の女性監督映画『マリア 怒りの娘』公開決定

本作は2022年秋、アルフォンソ・キュアロンやクリストファー・ノーランなど、これまで数多くの偉大な監督を発掘してきたトロント国際映画祭ディスカバリー部門にてワールドプレミア上映され、その後、サン・セバスティアン映画祭や釜山国際映画祭などでも上映され、高く評価された。

今回解禁されたポスタービジュアルでは、マリアの印象的な表情に「生きるために、少女は夢を見た」というコピーが添えられる。その眼差しは、激情的な“怒り”ではなく、思春期の少女がまだ言葉ではうまく表現することのできない戸惑い、葛藤、哀しみなど様々な思いと絡み合った“怒り”を映し出す。


中米ニカラグア初の女性監督映画『マリア 怒りの娘』公開決定

また、解禁となったシーン写真には、マリアが母と過ごした日々や、1人になったマリアが母への思いや寂しさ、怒りを募らせながらも、同じ境遇に置かれた子どもたちと少しずつ心を通じ合わせるシーンなどが紹介されている。

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