くらし情報『『君たちはどう生きるか』『ゴジラ-1.0』 日本映画ダブル受賞の躍進で、オスカーに“手が届く”証明』

2024年3月11日 15:00

『君たちはどう生きるか』『ゴジラ-1.0』 日本映画ダブル受賞の躍進で、オスカーに“手が届く”証明

とエールを送る場面もあった。

『君たちはどう生きるか』『ゴジラ-1.0』 日本映画ダブル受賞の躍進で、オスカーに“手が届く”証明
山崎貴監督のスピーチ/第96回アカデミー賞授賞式 Stewart Cook/Disney via Getty Images
惜しくもヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』は、国際長編映画賞を逃したが、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した役所広司の存在、東京の公共トイレを題材にした企画の独自性と、ヴェンダース監督が生み出す化学反応といった日本映画製作の新たなスタイルを提示した点で、非常に意義深いノミネートだった。

快挙の一因には、「ジブリ」「ゴジラ」というブランドの強さもあったはずだが、それだけでは突破できない壁の厚さが、アカデミー賞にはある。
『君たちはどう生きるか』『ゴジラ-1.0』 日本映画ダブル受賞の躍進で、オスカーに“手が届く”証明
第96回アカデミー賞授賞式 Photo by Arturo Holmes/Getty Images
ふり返ると、2年前(第94回)では、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が、日本映画史上初となる作品賞にノミネートされる快挙を成し遂げたほか、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門で候補となり、見事、国際長編映画賞を受賞したことが記憶に新しい。作品のクオリティはもちろんだが、作品を認知させるマーケティング、セールス、PRといった戦略面が、緻密かつ広角的に展開され、それらが目に見える効果を出しつつあるのは確かだ。

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