くらし情報『杏主演の映画『かくしごと』監督・関根光才が託した思い「傷が癒える人がいるかもしれない」』

杏主演の映画『かくしごと』監督・関根光才が託した思い「傷が癒える人がいるかもしれない」

と意図を明かす。

杏主演の映画『かくしごと』監督・関根光才が託した思い「傷が癒える人がいるかもしれない」

「そもそも彼女たち、彼らは嘘をついたけれど、全部悪意からついた嘘ではないんですよね。言えなかったことや相手を傷つけたくないから、秘めていたことがあって、どちらかというと、嘘という言葉が持っている、『能動的に騙す』というよりは、『自分の胸の内にしまっていること』のイメージを印象づけたいなと思いました。『かくしごと』という言葉は、子どもを隠匿してしまうような感じの要素との、ダブルミーニングにできるといいな、と」。

先日解禁された原作の北國氏のコメントでは、「『嘘』ではなく『かくしごと』の世界は、人がふだん隠している感情が露呈し、罪や愛、怒りや悲しみ、後悔と希望、そしてやさしさがあふれ出す世界だ」という言葉があり、関根監督が『かくしごと』というタイトルに託した意図に感銘を受けている。


杏主演の映画『かくしごと』監督・関根光才が託した思い「傷が癒える人がいるかもしれない」

また、関根監督は本作を「どちらかというと、社会の中で日の当たらないところに日が当たるという映画」だと称する。

どのような人に本作が届いてほしいか尋ねると、「今、難しい状況にある人でも、過去にそういうことがあった人でも、観たら少し気持ちが軽くなることがあったら嬉しいです」と監督。

「映画で人を救おうなんて大それたことは考えていないんですけど、僕自身は実際、人生の中で映画によって救われたと感じたことがあったので、少しだけでもそういう可能性があってもいいのかな、と。

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