磯村勇斗&玄理ら日本語版に参加、村上春樹原作のアニメ映画『めくらやなぎと眠る女』
アニメの枠も映画の枠も飛び越えたミステリアスで魅力的な作品。
小村と片桐の上司・鈴木役:戸井勝海
<コメント>
観ていて最初に感じたこと。全ての人物が本当にそこで息づいていて、僕が普段観ているアニメよりももっとリアルに存在していて、とても寄り添ってくれているようでした。村上春樹さん原作の小説の持つ何とも言えない、体にまとわりついてくるような湿度と同時に妙にカラッとしている空気感。それが日本のアニメでもアメリカのでもなく、フランスだからこそ見事にはまっているような気がしました。昔好きだった仏映画を思い出しました。観終わって少しするとまた、なんとも不思議な空気に包まれたくなって、すでに沼にハマりそうです。
キョウコの友人・ケン役:平田満
<コメント>
妙にリアルな現代日本と変に生っぽい日本人を描き、独特な世界観のアニメーションを、ピエール・フォルデス監督、深田晃司監督両演出のもとに日本人の僕らが吹き替えるという、不思議な体験でした。ネガティブな気持ちとどう向き合うべきか…。その心もとなさ、浮遊感が、村上春樹作品の読後感とも通じているような気がしました。
キョウコの元バイト先のオーナー役:柄本明
<コメント>
台本を読ませていただいて感じたことと、実際にアニメーションをみて、アテレコをしたときは大分感じが変わりました。