『はちどり』キム・ボラ監督作ほかJAIHO6月ラインアップ
そのほか、29日(土)からは、第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、第94回アカデミー賞国際長編映画賞モロッコ代表にも選出された『カサブランカ・ビーツ』の日本初独占配信が決定。モロッコのカサブランカを舞台に、十代の若者たちがラップとダンスによって人生を切り開いていく術を見つける、監督の実体験を基にしたモロッコ発ヒップホップ・ムービーだ。
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『カサブランカ・ビーツ』
カサブランカ郊外の町シディ・ムーメン。元ラッパーのアナスは、文化センターで若者たちにヒップホップを教えるためにやって来た。町に住む十代の男女は、それぞれに抱える思いをラップとダンスで表現する術を覚え、やがて文化センターでコンサートを開催。だが、貧困、宗教、根強い男尊女卑の文化などの問題が彼らの前に立ちはだかる。
舞台となる文化センターは監督自身が開設したものであり、本作の物語もその実体験を基にしたもの。先生役はラッパーとしても活動する、モロッコ人アナス・バスブーシであることでも話題を集めており、生徒たちのラップを練習する風景や、宗教・政治・文化・国の違いを取り払い自由に表現して良いと教える先生の姿が爽やかで瑞々しく切り取られた一作となっている。