グレン・パウエルが“偽の殺し屋”演じるクライム・コメディ『ヒットマン』9月公開
実際のゲイリー・ジョンソン(1947ー2022)はテキサスで2匹の猫と暮らし、地方検事局で働きながら講師として地元のコミュニティカレッジで心理学などを教えていた。1990年頃から偽の殺し屋として警察に協力しはじめ70人以上を逮捕に導いたスゴ腕潜入捜査官で、「テキサス・マンスリー」誌の記事では劇中に登場する依頼者の基となった数々のエピソードが語られている。
主演のグレン・パウエルがこの実話の存在を知り、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』でもタッグを組んだリチャード・リンクレイター監督へ電話をかけたことから企画がスタート。リンクレイターとグレンは共同脚本を始めた。
そして、これまでコメディ、恋愛、青春など様々なジャンルの作品を撮り続けてきたリチャード・リンクレイターの集大成ともいうべき魅力がふんだんに詰まった作品を完成させた。
本作は、2023年ヴェネチア国際映画祭でのプレミア上映をはじめ、サンダンス映画祭、トロント国際映画祭など数々の映画祭で上映され、米大手口コミサイトの「Rotten Tomatoes」でも、批評家のスコア98%(5/28時点)と好評を博した。