くらし情報『「お互いに話していい」「最低限必要なこと」『HOW TO HAVE SEX』監督が性的同意について込めた思い』

「お互いに話していい」「最低限必要なこと」『HOW TO HAVE SEX』監督が性的同意について込めた思い

映画ではタラはビーチで1回目の初めてのセックスを体験し、2回目が寝ている間にベッドで、ということになるわけですが、2回目があったことで、タラは1回目も自分は全然同意していなかったんだ、自分にとって、あれは居心地のいい状況ではなかったということを自覚します。この点をしっかりと描くことが重要でした」と、タラが自分自身の気持ちに気づき、明確ではないにせよエムに伝えるシーンに込めた想いを明かす。

「お互いに話していい」「最低限必要なこと」『HOW TO HAVE SEX』監督が性的同意について込めた思い

「私たちはこういう問題についてお互いに話していいんだよ、そうやってお互い助け合うことができるんだということを伝えたかった」と監督。

こうした会話を重ねていくことで、私たちがセックスについて見つめ直すことができると話す監督は、「女性の喜びを強調・探求し、セックスが双方にとって良いものであるための助けとなる。性的同意は、私たちが新たな理解を得て生きていくために、最低限必要なことだ」と語り、本作で観客が登場人物の心情に自分自身を重ね合わせ、性的同意についてさらに理解を広げることを目指したことを語っている。
「お互いに話していい」「最低限必要なこと」『HOW TO HAVE SEX』監督が性的同意について込めた思い

『HOW TO HAVE SEX』はヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開中。

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