くらし情報『ソン・ガンホ、役所広司と対談実現「今日の衣装は『孤狼の血』をイメージ」『PERFECT DAYS』が韓国公開』

ソン・ガンホ、役所広司と対談実現「今日の衣装は『孤狼の血』をイメージ」『PERFECT DAYS』が韓国公開

と回答。

「平山の生い立ちが“多分裕福だったんだろうな”とか、“何不自由ない生活をしたんだろうな”というふうに察しました。平山の後ろ姿を見て、少しでも後悔の念を感じているのか、どういった価値観で家族と別れたのかな、などと思いながら。こういうシーンでも平山はすごく控えめな感情で、また暗い中で撮ったシーンなので、すごく印象に残っています。私はそのシーンがこの『PERFECT DAYS』という作品のアイデンティティーを読み取れるシーンなんじゃないかなと思いました」と答えた。

ソン・ガンホ、役所広司と対談実現「今日の衣装は『孤狼の血』をイメージ」『PERFECT DAYS』が韓国公開
ソン・ガンホ「役所さんだけに裏でお話しします」ポン・ジュノ監督に言われた言葉とは…?

最小限の台詞で俳優の表情や身体の動きが物語をつくる本作へ、俳優としての質問はあるかと問われると、「名場面はたくさんありますが、ラストシーンは外せないと思います」とソン・ガンホ。

「長回しで、平山の顔の寄りで撮っていますが、どういうことを考えながら演じたのか、監督がどういうディレクションをしたのか?ということです。『殺人の追憶』(2003)でラストシーンを撮る前に、ポン・ジュノ監督が数十人のスタッフの前で聞こえる声で指示するのではなく、僕に耳打ちをしたことがあったので、そういうことがあったのか気になりました」

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