井之脇海「本当に幸せな時間」村上春樹ライブラリーで全編撮影 『ピアニストを待ちながら』特報
で天才ピアニスト少年を、『ミュジコフィリア』(21)でも現代音楽に目覚める学生を演じた井之脇は、本作でも吹き替えなしでピアノの演奏を披露している。
瞬介の大学の同級生・貴織役には、『わたし達はおとな』『福田村事件』『熱のあとに』などの話題作で爪痕を残してきた木竜麻生。
木竜麻生
瞬介の友人で演劇青年の行人には、『ミスミソウ』『劇場版 美しい波 ~eternal』の大友一生。また、謎めいた存在感を持つシングルマザーの絵美を『王国(あるいはその家について)』『ナミビアの砂漠』の澁谷麻美、中年男の出目には『夜明けのすべて』『蒲団』の斉藤陽一郎が演じる。
今回併せて、井之脇、木竜、大友、澁谷、斉藤、七里監督のコメントが到着。
村上春樹が使っていたピアノで演奏シーンに挑んだ井之脇は、「僕は、村上さんの小説が大好きなので、本当に幸せな時間でした。僕が弾いた生音が、そのまま使われているので、そこもにも注目して観ていただけたら嬉しい」とコメント。そして七里監督は「私たちは夜な夜な集まり、深夜の図書館でこの映画の物語そのままに幽閉され」と撮影を述懐し、「へんくつな監督の不条理な要求に粘り強く付き合ってくれたキャスト・スタッフの皆さんには、本当に感謝の言葉しかありません」