北村匠海、初脚本&初短編監督デビュー『世界征服やめた』2025年2月公開
生にすがることへの尊さと、“人生の主人公は自分しかいないのだ”と思い起こさせるヒューマンストーリーが完成した。
北村匠海監督よりコメント
学生時代の僕は、正直絶望していた。自分にとって未来が光あるものに思えなかった。
そんな中出会ったのが、ポエトリーリーディングという音楽ジャンル。
中でも不可思議/wonderboyさんでした。そして「世界征服やめた」は、僕の人生を変えた曲です。
不可思議/wonderboyさんを知った頃には、彼はもう亡くなっていました。悲しかったんです。
あなたに救われた人は今もまだ沢山いますと伝えたかった。だから映画を作りたかったというのはお門違いなのかもしれませんが、「世界征服やめた」から貰った感情をいつか映画にしたかった。20歳の頃から言い続けた結果、自分が脚本・監督をやるまでに至りました。社会人として生きるということ、そこには生活があるということ、期待していた自由ではなく絶望すらも滲む大人という概念の中で、生きて生きて生きて生きて生きるということ、生きているということは何なのか。笑うということなのか、ご飯が美味しいということなのか、友達がいるということなのか、暗闇ということなのか、小さな光を掴むということなのか。