「これこそがトムと私が求めていたもの」『ヴェノム:ザ・ラストダンス』監督がトム・ハーディとの共同脚本をふり返る
ファンの話を聞いたり、できるだけ多くの意見を取り入れたりしましたが、自分たちの気持ちも大切にして、“こうあるべき”と感じたものに決めました」と、すでに多くのファンを抱える人気キャラクターの実写映画化で脚本を手掛けるにあたり、1作目の時点で自身の信じる“ヴェノム”を追求することを心に決めていたことを告白。
そのためにもヴェノムについてたくさんのことを知らないといけないと考えていたケリー・マーセル監督は、「(脚本を担当するにあたり)1作目の撮影期間中はずっと現場にいて、これがどういう映画なのかを理解することに努めました。2作目を撮影する時も、やはり毎日現場に通いましたね」と、作品の雰囲気やヴェノムとエディの性格をつかむために作品に向き合い続けてきた日々を回顧。
そして、ついに監督となり迎えた三部作の最終章を飾る本作では、「トムと私は、本作が過去最大、過去最強のヴェノムにすべきという点で一致していて、幸運なことにスタジオも私たちを信頼し、私たちが見て感じたものを作らせてくれました」と、長年真摯に向き合ってきた彼らの心が導かれるとおりに、エディとヴェノムの関係を新たなレベルへ昇華させる物語を実現させたことを明かした。