ブレイク・ライヴリー、『ふたりで終わらせる』主人公に込めた思い明かす「誰かの孤独感を少しでも軽減できたら」
と言い、「一見、確固たる自分を持っている人が道を見失っている様子を共有することが重要だと思ったんです。他人がどんな思いをしているかなんて、本当のところはまったく分からないと気づかされました」と語る。
また、「このような物語は多くの場合、暴力を振るう人が完全な悪人で、その相手が弱くてかわいそうな被害者として描かれがちです。でも実際は、白黒はっきりしなかったり、それが暴力なのかすらとてもあいまいで混乱した状況から始まることが多いんです」とも話す。
「そしてどんなにしっかりした人でも、危険信号を見逃してしまうことがある。リリーの物語を通してそういう気づきがあるといいなと思います」とし、「人生という旅路は、始まりや終わりがはっきりしていないこともある、厄介なものです。強いけど弱い。しっかりしているけど間違いを犯す。
道を見失って新しい道を見つける。そんなリリーの姿が、自分は独りぼっちだと感じている誰かの孤独感を少しでも軽減できたらいいなと願っています」と思いを明かした。
そんな本作の原作小説は、作者コリーン・フーヴァーの幼少期の実体験を基に書かれた物語。コリーン・フーヴァーの母親は彼女が幼い頃に夫から暴力を受けており、幼い子ども達を連れて逃げ出す経験をしている。